2018年10月に当初予定されていた仮想通貨イーサリアム(ETH)の大型アップデート「コンスタンティノープル」でしたが、延期となり実施日が未定となっていましたが、遂にコンスタンティノープルの実施日が来年1月16日水曜日に決定となりました。
またコンスタンティノープル後に予定されていたイーサリアム対応のマイニングマシン効率を下げることを目的とした「ProgPoW」もアップデートに間に合わせたいと前向きな回答も発表されています。来年2019年にはイーサリアムにとって大きなイベントが多く控えられている中、ETHチャートにも変化はみられているのでしょうか?
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(TraidingViewのETHBTC 日足チャート)
ETH/BTCの日足チャートをみていきます。これまで長く下降チャートを形成しているETHですが、0.0246BTC台を底値として大陽線を形成、0.0281BTC台まで上昇する値動きをみせました。底値更新後のETHがつけた上値は11月23日から12月4日にかけてのサポートラインと重なっていることからロールリバーサルがとなっています。大陽線形成後のETHは再び下落チャートを形成しています。
またETHチャートの移動平均線を見た場合、短期・中期・長期とも依然下方向へ傾いていますが、その中で長期移動平均線の向きが非常に緩やかとなっており、長期目線ではETHの方向が変わる可能性が示唆されていることがわかります。
ETH/BTCの4時間足チャートをみていきます。ETHの注文比率を見た場合、12月5日から売り注文量を大きく上昇させていることがわかります。売り注文量が上昇したきっかけはそれまでのレンジ相場のサポートラインをブレイクしたタイミングと一致しています。12月9日より売り注文量は徐々に減少させていますが、12月5日以前の売り注文量と比較するとまだ大きく差があります。
また本日12月11日には再び売り注文量を増加させる動きもみられています。今後この大きく溜まった売り注文量がどのようにして解消するのでしょうか?売り注文量はサポートライン割れと同時に数日かけて上昇していることから大口による注文というよりも大衆による注文の増加と考えられます。
そのため今後ETHが上昇方向への動きをみせると同時に売り注文量は解消されていくことになのではないでしょうか?現在のETHチャートから下降チャートの印象を払拭するラインとして、一つは11月25日からの下降トレンドライン、更に上には既にロールリバイバルされた0.0281BTC台の突破が意識されることになります。
仮想通貨市場の調査を行う「Diar」はETHを大口が大量に買い増ししていると発表しています。大口の動きの特徴として短時間で大きく動く特徴を持っています。今後大口により価格を上昇する動きがみられた場合、現在溜まっている多くの売り注文量も大きく解消される可能性はあるでしょう。
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