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  • 2018/12/16
  • 2018/12/16
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イーサリアムのアドレス数が前年比3倍の5千万に。「価格がファンダを大幅に下回っている」-ベストセラー著者

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ベストセラー「クリプトアセッツ」の著者でベンチャーキャピタリスト、クリス・バーニスキー氏は、ビットコインとイーサリアムの現在の弱気市場が投資に最適な時期だと主張しました。

価格がファンダメンタルズ指標を大幅に下回る

クリスによる市場分析によれば、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の価格は、キーとなるファンダメンタルズ指標をはるかに下回っています。24時間の取引量、ハッシュレート、ユニークアドレスなどの需給指標を測定する事で、デジタル通貨を評価できると主張しています。同氏は、「質の高い暗号ネットワークのファンダメンタルを越えて、価格が大幅に低下している」と述べました。

同氏の分析は、Blockchain.infoとEtherscanのデータに基づいて、BTC:2017年12月17日とETH:2018年1月13日移行のファンダメンタルズとネットワーク値の推移を対照しています。

ハッシュレート(供給サイド)

BTCとETHのハッシュレートは依然として過去のトレンドを上回っています。クリス氏によると、これは遅行指標です。彼は、「BTCとETHの両方のハッシュレートはネガティブの傾斜にあり注意する必要がある。しかし現在もそのパフォーマンス水準は価格を上回っている。...サプライサイド、ネットワークをサポートするノードの数と、両方のネットワークのマイナー収益を見てみると良い。(取引手数料+ブロック補助金)。」と述べる。

クリス氏は、「開発者がサプライサイドのコアコンポーネントであり、プレースホルダの内部解析開発者のメトリクスからも市場を上回っている」と主張しました。

デイリートランザクション(需要)

両方のトークンの価値はかなり減少しましたが、日々のトランザクション数は安定しています。BTCは現在、1日あたり約25万件の取引を処理しており、ETHは~50万です。

「ピーク時から、BTCとETHのネットワークバリューはそれぞれ81%と93%低下していますが、1日の取引数はわずか41%と52%の低下にとどまっている。」

トランザクションバリュー(需要)

BTCは、トランザクション量で1日に10億ドル以上を定期的に処理し続けています(取引所を除く)。ETHはピーク時から93%の価値を失っている一方、ガスの使用量はわずか7%の低下であると指摘しています。

ユニークアドレス(需要)

ビットコインは現在、毎日のユニークなアクティブアドレス数が300,000〜500,000の範囲にあり、現在値が2017年12月のピークから51%減少していると指摘しました。イーサリアムについては、Etherscanによると、累積ユニークアドレス数は昨年12月中旬の1500万から現在5000万以上に増加しています。

クリス氏は以下のようにまとめています;

「暗号ネットワークにファンダメンタルズがあると信じる人はあまりいません。しかし、ほとんどの資産クラスは、評価のためのモデルを持っています。暗号は現在、モデルとインプットの両方が不安定なので、市場は過度に反応しがちです。Blockchain.info、Etherscan、Coinmetrics、CryptoCompareのようなサービスは助けになっていますが、インプット・データの可用性はあまり良くありません。」

これらのネットワークのファンダメンタルズが成長し、サービスが世界のミッションクリティカルになるにつれて、アナリストはモデルとインプットにフォーカスするだろうと述べています。


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