COIN TOKYO

  • 2018/12/18
  • 2018/12/18
  • コイン東京編集部 新崎優太

イーサリアム(ETH)は売り注文量を大きく解消させる動きをみせる、今後価格は反転となるのか?-12月18日チャート分析

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12月7日に今年の最底値を更新した仮想通貨イーサリアム(ETH)はその後レンジ相場へ切り替え、上昇チャートを形成しつつあります。また、底値更新時に大きく上昇したイーサリアムの売り注文量も大きく解消させる動きが確認されています。今後イーサリアムは長い下落を終え反転の動きをみせるのでしょうか?

仮想通貨イーサリアム(ETH)は下降トレンドラインを突破した形だが、出来高は特に高い数値をみせていない

(TraidingViewのETHBTC 日足チャート)

ETH/BTCの日足チャートをみていきます。これまで長く下落チャートを形成してきたETHは12月7日に本年の最底値を0.0246BTC台まで更新しました。しかし底値更新直後に大陽線を形成、ETHにとって久しぶりの大陽線を形成する結果となりました。また大陽線を形成し、価格を大幅に上昇させたETHではありましたが、売り注文量も同時に大幅に上昇され、市場では戻り売りを狙った動きが確認されます。

大陽線形成後のETHはレンジ相場を形成します。しばらく揉み合いが続いたETHではありますが、レンジ相場の中、11月25日以降の下降トレンドラインをブレイクした形が形成されています。一つの下降トレンドラインを突破したETHは12月7日の下値を大底として反転の動きをみせるのでしょうか?

レンジ相場の中、下降トレンドラインを突破したETHにとって、次に意識される価格帯は11月23日から12月8日までのレンジ相場でサポートラインとして機能した0.028BTCとなります。11月後半から長くレンジ相場のサポートラインとなっていた0.028BTC台は今後ロールリバーサルされる可能性が高く、上昇をみせた場合のETHにとって重くのしかかる可能性は十分にあるでしょう。

今後0.028BTC台を目指して上昇していきたいところではありますが、出来高を視点に捉えた場合、非常に小さいものになっています。中でも12月16日の下降トレンドラインを突破した際の出来高は今後上昇の動きを見せるためにも高くつけたいところでしたが、特に特出した高さをみせていません。以上の点より現在のところETHは大底にたどり着いたと判断するには早計な状況といえるでしょう。

しかしETHの注文比率を見た場合、12月7日の戻り売りを狙った売り注文量増加は、レンジ相場形成後は徐々に解消されてきています。対して買い注文量は大きく貯まり出していることがわかります。注文比率から見た場合、市場では少しずつ反転の意識がみられているのかもしれません。今後のETHとしてまずは0.028BTC台の突破、また突破した際には出来高の高さも確認する必要がありそうです。

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