Zilliqa(ジリカ)はシャーディング技術に着目した最初のプロジェクトの1つであり、ブロックチェーンの拡張性を高める実験的な手段として期待されています。
Zilliqaが現れる以前、ほとんどの場合、シャーディングはまだ研究開発段階にありました。この技術はまだ大幅な改善が必要ですが、現在どのような形で機能するのか、注目されています。
Zilliqaは当初、2018年第3四半期にメインネット公開を予定していました。2019年1月31日までそれを順延しました。共同創設者のAmrit Kumar氏は、公式テレグラム・グループで、セキュリティ監査を実施する必要がある事を明かしました。また、トークンスワップの準備やウォレットの統合、ツールチェーンの開発、さらなるdAppsをエコシステムに追加する必要があったという。
Zilliqaは、巨大なスループットを達成するために実験的なシャーディング技術を最初に実装したものの1つです。プロジェクトのWebサイトによると、Zilliqaブロックチェーンはすでに1秒あたり2,828トランザクション(tps)を処理できるという。これはビットコイン(7 tps)とイーサリアム(15-25 tps)に比べて大幅に改善されます。
IOSトークン(IOST)の最終目標は、「分散型エコノミー」を実現するために、十分な拡張性を備えたブロックチェーンプラットフォームを構築することです。
IOSTは、「サービスのインターネット」の将来の基盤を築くことを目指しています。IOSTが想定しているサービスには、分散型の仮想商品およびサービス市場、クラウドコンピューティング、ファイルストレージ、eコマース、オンラインゲーム、ギャンブル、予測市場、仮想アシスタントサービス、オンライン広告などが含まれます。
2018年12月20日、IOSトークンはテストネット「エベレスト」を立ち上げました。2019年2月25日に、メインネットをリリースする予定です。
We have finished the deployment of our private testnet as planned. Our PoB consensus protocol has achieved roughly 8,000 TPS under the test environment. The public testnet is on schedule to be released at the end of Q2 2018. $iost #iostken #iost pic.twitter.com/B7pxU0qXmF
— IOStoken (@IOStoken) 2018年3月29日
Zilliqaと同様に、IOSTもシャーディング・ソリューションを実装する予定です。2018年3月のあるツイートで、IOSTはテスト環境で、8,000 tpsを達成した事を公表しました。テストネットは当初、2018年第2四半期に開始される予定だったので、遅れています。
IOSTはまた、多くの新しいスケーラビリティソリューションを提案しています。たとえば、「TransEpoch(トランスエポック)」は、ノードからシャードへの遷移割り当てプロトコルとして機能します。プルーフオブビリーバビリティ(POB)は、ノードにスコアを割り当て、ノードを2つのカテゴリ(信頼可と通常)にグループ分けすることで、効率的なプルーフオブワーク(POW)を試みる合意プロトコルです。マイクロ・ステート・ブロック(MSB)は、ブロックチェーン全体をチェックしなくても検証の正確性を保証します。
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