マイクリプトヒーローズ(MCH)はブロックチェーン技術を用いたゲーム及びアセットの開発・運営を行うdouble jump.tokyo株式会社から昨年11月末にリリースされたDappsゲームです。
MCHはプラットフォームにCryptoZombie等で有名なLoomNetworkを採用し、ゲームプレイ自体のガス代を削減することで、Dappsゲーム特有のプレイヤーへの負担を無くしています。
また従来のDappsゲームはプレイする為に最低限ウォレットとイーサリアムを必要とするものが多いですが、MCHはグーグルアカウントと連携することでそれらの準備なく遊ぶことが可能です。
※グーグルアカウント連携でのプレイは一部機能が制限され、ウォレット連携アカウントへのデータの移行ができません。
関連記事:仮想通貨ルーム(LOOM / Loom Network)とは?特徴、将来性、購入できる取引所を解説します
MCHはアーサー王や服部半蔵、ライト兄弟やナイチンゲールなど、誰もが知っている歴史上の偉人を集め、自分だけのチームを作成し、育成・バトル・コレクティングを行うシミュレーションゲームです。
Dappsゲームなので手に入れたキャラクターや装備は、正真正銘手に入れたユーザーのものとなり、ゲーム内外のマーケットに出品し売買を行うことも可能です。
多くのDappsの特徴として見られるpay to winの傾向も感じますが、ゲーム内通貨(GUM)でもキャラクターの購入は可能で、多少のガス代は必要になりますがデイリークエストや装備品の売却などでゲーム内通貨を手に入れることもできますので、時間さえかければ微課金で強くなることも可能なようです。
また、MCH大きな特徴として「アートエディット」という要素があります。MCHのキャラクターは全て可愛らしいドット絵で表現されているのですが、その絵を自分の手で好きなように変えることができます。
しかもアートエディットは見た目を変えるだけではなく、絵を構成する要素(色等)によってキャラクターのスキルが変わるので、自動的に戦闘が進むこのゲームでは、戦略を根本から変える重要な要素になりそうです。
さて、ここまでMCHの簡単な概要と特徴について解説してきましたが、ここからは実際にプレイを始めるまでの手順を解説していきます。
と、言っても実際に始めるまでに煩わしい手順はなく非常に簡単です。ステップに分けると
ステップ1:ウォレットのアカウントを作成
ステップ2:MCH公式サイトからウォレットを紐づける
たったこれだけです。
先ほどウォレットの作成をしなくてもプレイ自体は可能と言いましたが、機能の制限やデータ移行不可などのデメリットもあるので、お試しで触れてみる以外であればウォレット版をおすすめします。
MCHではPC版ならメタマスク、スマホ版ならクラゲやトークンポケット等様々なウォレットに対応しています。
今回はグーグルクロームで手軽に利用できるメタマスクを使ってみましょう。
メタマスクのアカウント作成は
(1)グーグルクロームでメタマスク(METAMASK)公式サイトにアクセス
(2)「GET CROME EXTENSION」をクリックし「ADDED TO CHROME」もクリック
(3)拡張機能を追加
(4)メタマスクのガイダンスに倣いパスワードなどの設定
以上の流れで行うことが出来ます。
詳しいやり方と、入金方法などは下記関連記事よりチェックしてみてください
関連記事: 【今更聞けない】メタマスク(metamask)の使い方や送金法を徹底解説!
ウォレットのアカウントを作成したら、MCHの公式サイトにアクセスしてみましょう
アクセスしたら「ゲームを始める」をクリック
サインイン画面が出てくるので「Normal Play with Wallet」をクリック。その後メタマスクが立ち上がるので署名をクリック。
以上で連携は完了です!
ウォレット作成、アカウント紐づけとMCHを遊ぶのに必要な準備は全て整いました。早速実際に遊んでみましょう!
まずは、遊ぶ上でよく使うことになるであろう上部メニューですが
【ホーム】
現在開催中のイベントや運営からのお知らせ、告知などが見れる
【チーム】
実際にバトルに出すチームを編成。キャラクターや隊列、装備の変更もここで行う。
【クエスト】
編成したチームをクエストに出す。現在のメインコンテンツで、バトルに勝利することで装備品などを獲得できる。
【デュエル】
所謂PvP(Player vs Player)コンテンツで、期間ごとに指定された編成等の条件をクリアし、バトルを行う。その勝敗数等に応じたポイント数で競うものとなっています。
【マーケット】
キャラクターの購入やトレード、装備品の売却等を行うことが出来ます。
と、なっています。
他にも先ほど触れたアートエディット等、魅力的なコンテンツはありますが、今回は序盤プレイレポートということなので、誰もが最初に触れるであろう「クエスト」と「チーム」について見ていきましょう。
プレセールやクラウドセールなど事前にキャラクターを手に入れてない場合、MCHを始めた当初は初期キャラクター&装備なしの状況となるので、まずはクエストに出てみましょう。
現在は4つのマップ(ノードと呼称)が用意されており、各ノードによって出現する敵、手に入るアイテムが変わってきます。
早速一番上のnode:アタナソフに行ってみましょう。
「Departure」をクリックするとノードの難易度、出撃するチームを選択できます。まずは一番簡単なレベル1からやってみましょう。
※各キャラクターの下部に表示されている数字は、ソシャゲでいうところのスタミナのようなものです。ノード出撃には各レベルに応じたスタミナが必要となります。
各ノードは3つのバトルで構成されており、バトル自体は自動進行となります。
クリックかスクロールすることでバトルが進行していくので手に汗握りながら見守りましょう。
※ちなみに、画面上のキャラクターをクリックすることで敵味方の具体的なステータスを確認することが出来ます。
一番簡単なレベルなので危なげなく3回勝利することが出来ました。
ノードの攻略が完了すると経験値とドロップアイテムを取得することが出来ます。
バトルに勝利し、経験値と装備を強化していくことが基本的なクエストの流れです。
それでは、続いて【チーム】の項目を確認してみましょう。
表示されている3つのチームには、それぞれ先ほどのクエストで使った剣士っぽいキャラクター(正式名称:MCHウォーリアー)、音楽家っぽいキャラクター(正式名称:MCHアーティスト)、僧侶?っぽいキャラクター(正式名称:MCHタクティシャン)がセットされています。
チームを選択すると各キャラクターのステータスが確認でき、左側に表示されている4つのアイコンは上から順番に
HP=キャラクターの体力
PHY=キャラクターの物理攻撃力
INT=キャラクターの魔法攻撃力
AGI=キャラクターの行動速度
となります。
オレンジ色のアイコンはターンごとの行動、そしてキャラクターごとの必殺技になります。
それではMCHウォーリアーに先ほど獲得したアイテムを装備してみましょう。
MCHウォーリアーのPHYが増加し、1つ目の行動が「殴る」から「唐竹割り」に変化しました。
これがMCHの戦闘において重要な要素となる装備品によるステータス強化とスキル構成です。
MCHのキャラクターはそれぞれ違った必殺技を持っていますが、それ以外の行動は装備品に紐づけられたスキルに依存します。
例えINTが高い魔法系のキャラクターであっても装備がなければバーサーカーのように殴り続け、PHYの高い前衛系キャラクターであっても魔法スキル装備をしてしまえば自慢の筋肉は使えません。
ですので、キャラクターのステータスとパーティ構成のバランスを考えつつ装備を整えていく必要があります。
最初はごり押しでもなんとかなりますが、高難易度になるにつれて回復の需要が高まっていくので、前衛1・INT攻撃1・回復1か、前衛1・INT攻撃&回復1、回復1のバランスになるよう装備を集めてみるのもいいかもしれません。
ここからはノード攻略でキャラクター育成とアイテム収集を行うも良し、アートエディットで世界に一つのマイキャラクターを作るも良し、デュエルで高みを目指すも良しとMCHの世界を堪能しましょう!
ここまで実際に遊びながらMCHの解説を行ってきましたが、ここからは仕事以外の時間を全てゲームに費やす、3度の飯よりゲームが好きな筆者の感想を述べていきたいと思います。
MCHは言ってしまえば非常にシンプルな育成&トレハンゲームです。
現状ストーリー性もなく、クエストも準備をしたら見守るだけ、スタミナの概念もあるので長時間腰を据えてプレイもできないので、じっくり遊べるタイプのゲームが好きな人は少し退屈に感じてしまうかもしれません。
ですが、そのシンプルさ故の戦略の奥深さとリプレイ性の高さがMCHの魅力といっても過言ではありません。
確かにバトルは必殺技を含めて自動で進行していきますが、逆に言えば装備や編成などの事前準備がバトル勝敗の全てを左右します。
前衛と後衛のバランス、スキルの発動順、装備によるステータスブースト、アートエディットによるスキルの改善などプレイヤーが取れる戦略は多岐に渡ります。
トライ&エラーを繰り返し、攻略への最善策を導き出していく・・・こういった試行錯誤の楽しさがMCHには備わっていると思います。
また、クエスト自体はスキップボタンを駆使することで、1回10秒ほどで周回することが出来ます。
ですので、育成や装備収集の拘束時間が少なく、モバイル版もリリースされていることから、少しの空いた時間でプレイできる気軽さも非常に魅力です。
序盤でも話題に挙げましたがゲームを始めるのに必要なものはウォレットのみ、グーグルアカウント連携ならウォレットすらいらない。ゲームをプレイするだけならガス代も必要ないという部分は、初めてDappsゲームに触れる人へもオススメできるポイントですね。
正式リリースからまだ1か月強。今後もランド(領地)等、新コンテンツが提供されていく予定ですので、是非この機会に一度MCHに触れてみてはいかがでしょうか?
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
double jump.tokyo株式会社が新作ブロックチェーンゲーム「My...
コイン東京編集部 アオ 2019/09/16
Waves(ウェーブス)、ブロックチェーンゲーム市場構築でThe Ab...
コイン東京編集部 コイン東京編集部 2019/09/06
中国ブロックチェーンゲームブームの枯渇|バイナンスからテ...
コイン東京編集部 コイン東京編集部 2019/08/20
ブロックチェーンゲームプラットフォーム「Cocos-BCX」につい...
Cocos-BCX Japan 2019/08/08
Cocos-BCXとはBinanceも出資の注目ブロックチェーンゲームプ...
コイン東京編集部 ライター兼トレーダー 佐藤希 2019/07/06
【無料講義】コンセンサスベイスが「ブロックチェーンゲーム...
コイン東京編集部 新崎優太 2019/06/21
世界的なビデオゲーム企業Ubisoftが、イーサリアム(ETH)ブロ...
コイン東京編集部 コイン東京編集部 2019/06/12
注目ブロックチェーンゲーム「F1 Delta Time」がFormula1史上...
コイン東京編集部 アオ 2019/05/25