COIN TOKYO

  • 2019/01/22
  • 2019/01/22
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米コインベースがアジア・欧州市場向けのSWIFT入金を開始、機関需要を狙う

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米国の仮想通貨取引所コインベースは、アジア、英国、欧州の大規模な個人と機関投資家向けに、クロスボーダー(国境を越えた)電信送金による入金を受け入れる事を発表しました。この動きは取引量拡大を見込む同社の戦略の一環で、トレードだけでなく、OTC(相対取引)、カストディサービスの利用促進を期待しています。

米国外の大規模投資家の取り込み

22日にコインベースは、これまでフィアットの入金経路が不足していたエリアの顧客に対して、銀行口座からのインバウンドとアウトバウンドのSWIFT送金をサポートする計画を発表しました。これにより同社は世界中の顧客の資金を受け入れる目論見です。コインベースは以下のように述べています;

「新機能により、アジアおよびEMEA(中東及びアフリカ)諸国のコインベースの利用者は、当社の仮想通貨の深い流動性プールに、初めてアクセスできるようになります。」

OTC(相対取引)デスクとカストディの利用促進

この最新のアップグレードは、米国外のコインベースの顧客が米国の国内銀行口座なしで取引できるようになったことを意味します。さらにアジアの大規模顧客は、コインベースのOTC(相対取引)デスク、およびCoinbase Primeのカストディサービスにアクセスできるようになります。コインベースのOTCトレーディングデスクは、米国向けに昨年11月に最初に開設され、12月に英国でスタートしていました。

アジアのトレーダーはまた、取引所が保有するドル準備金に裏付けされたステーブルコイン(USDC)を利用できるようになります。

コインベースは、アジア向けの機関セールスを監督するため、昨年6月に東京オフィスを設立していました。同社は新たに元米国の機関セールス責任者Kayvon Pirestani氏を、アジア市場の同タスク責任者として任命し、東京オフィスに配属しています。


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