「当社の計算によれば、現在の市場価格で盗まれた仮想通貨の合計金額は約1600万米ドル(約17.6億円)になります。この数字にはイーサリアム・ブロックチェーン上のトークンだけが含まれます(ETHとERC20各種)。ビットコインや他のブロックチェーンは調べていません。」
Galka氏によると、ここ数日間、ハッカーは資金を少しずつシャッフルして、資金を換金するために徐々に資金を取引所へ移しているという。下図の合計金額は882,632米ドル(約1000万円)に上ります。
以前報じられたように、バイナンスはCryptopiaから移された資金のいくつかを凍結しました。
Elementusによれば、Cryptopiaはセキュリティ侵害への対応が著しくスロウでした。ハッカーは、1月13日から17日まで、約5日間かけて76,000個のETHウォレットから資金を引き出しました。考えられる原因は、CryptopiaがこれらのETHウォレットへのアクセスを失った場合だという。取引所が秘密鍵を単一のサーバーに格納し、窃盗犯がこのサーバへのアクセス権を取得できた場合、Cryptopiaを効果的に締め出して、サーバから秘密鍵をダウンロードする事が出来ます。
Elementusは資金の動きを監視し続けており、適時記事中の数字を更新すると述べています。
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先週、韓国の仮想通貨取引所Coinnestは、サーバーエラーにより、ビットコインやその他の仮想通貨、約60億韓国ウォン(約5.8億円)をエアドロップ(無料配布)したという。19日に韓国版コインデスクが報じました。
CoinnestはWe Game Tokens(WGT)をエアドロップしようとした際に、エラーが発生しました。同社は、顧客に資産の返却を依頼しており、報告によると半分が返却されています。障害は復旧しており、Coinnestはまた、ロールバック(DBを以前の状態に戻す)による資産の復元を検討しているという。
コインマーケットキャップによると、Coinnest取引所は22日時点に、過去24時間の取引量116万円で市場193位にランクしています。
エアドロップは、トークンの採用を促進するために、投資家に仮想通貨を無料で配布するアクションです。迅速にネットワークを獲得し、新しいブロックチェーンプロジェクトの宣伝と話題を生むための効果的なマーケティング戦略とされます。また、貢献した投資家や顧客に報いる手段としても機能します。時に、ハードフォークの分岐コインの付与手段として実行されます。
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