昨年11月と12月にファクトムは、米抵当プロバイダー会社Equatorや中国動画大手Yooyaとの提携で、それぞれ100%と20%上昇しました。一方で、今回の上昇は着実な開発とコミュニティの後押しが影響したと思われます。
最近、ファクトムは3つのスケジュールを多忙にこなしました。1つは、1月15日に実施したHarmony Connectを使ったブロックチェーン・アプリケーションの構築方法のウェビナー。2つ目は、Harmony Connectの機能Evidence Captureのオンラインガイドの公開。そして最後が、ファクトム・ブロックチェーンエクスプローラのリリースです。
特にEvidence Capture(エビデンス・キャプチャー)機能のガイドは、改めて投資家の評価を高めるきっかけとなったかもしれません。機能について、ファクトムは以下のように説明しています。
「例えば、あなたが正しいプロトコルに従った事、正しい情報を持っていた事、または決断を下したという証拠を提供する必要がある場合を考えてください。たぶんあなたは(住宅の差し押さえのように)マイルストーンの決定につながった、あなたが収集したすべてのデータポイントを検証する必要があります。あるいは、第三者と協力する際には、最新かつ事実上正しい情報に基づいて決定を下したことを証明する必要があるかもしれません。このような場合、いつデータを取り込んだのかは、証拠をキャプチャーする上で重要な要素です。」
この説明が、昨年のファクトム・コミュニティのハイプ(熱狂)を再燃させたかもしれません。
今週、英語圏のツイッターユーザー@ivelostthelotは、ファクトム・ブロックチェーン上のデータが、中国の訴訟で証拠として使用されたと主張しました。また@atomantshowは中国SCMPの記事を共有しました。
Douyin, also know as #TikTok outside of China uses #Factom in Chinese court case, #blockchain now classed as evidence. Where can you invest in Factom? The answer is @ffwdinnovations #FFWD https://t.co/beh64Dkoyy
— Atom Ant (@atomantshow) 2019年1月18日
昨年、中国のショートムービー共有SNS「Douyin(TikTok)」の運営会社Bytedanceが、動画プラットフォーム「Huopai」を運営するバイドゥを相手取り、コンテンツの著作権侵害を理由に約100万元(1600万円)の補償を求めて提訴しました。9月7日、北京インターネット裁判所は、中国の動画配信業界で初めて、ブロックチェーンに保存されたデータを証拠として認めました。Douyinは第三者の企業に委託して、Huopaiが不正に配信したコンテンツに関する証拠を、ブロックチェーンに保存していました。
一方、昨年12月に中国のオンライン動画サービスYooyaは、ファクトムの「Factom®Harmony™」プラットフォームの導入を発表しました。Yooyaは、中国最大級の独立系企業間オンライン動画ネットワークで、AlibabaのYouku、BaiduのiQiyi、Tencent Videoなど、中国の45以上のオンライン動画配信プラットフォームでコンテンツを管理、追跡しています。
昨年末のラリーと同様に、ファクトムプロジェクトが強力である場合、投資家の理解と認知が拡大することで、需要とポジションが定着する可能性があります。
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