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  • 2019/01/24
  • 2019/01/24
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

元BlackRock財務役員がWeb3.0ブロックチェーン企業Blockstackに加入|Anchor Labsがステーキング対応のカストディを発表

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23日、Web3.0ブロックチェーンの新興企業Blockstack(ブロックスタック)は、元BlackRock(ブラックロック)のエグゼクティブSaurabh Pathak氏をファイナンシャル・コントローラー(会計監査)として迎え入れた事を発表しました。

Blockstackの財務を監督

管理資産5.4兆ドルで世界最大級の資産運用会社BlackRockにおいて、Pathak氏は米国地域の会計監査として同社の資産4兆ドルを管理しました。同氏はまた、BlackRockカナダのCFOを務めました。

一方でBlockstackは、分散型アプリケーション用の「新しいインターネット」を提供するスタートアップです。独自ブラウザを介して、ユーザーはデータを所有し、プライバシー、セキュリティ、そして自由を維持できます。

Pathak氏は今後、Blockstackの財務を統括し、Blockstackやすべての子会社の、会計、財務管理、およびレポーティングの責務を担います;

「Saurabhは、当社のエグゼクティブチームと密接に協力して、Blockstack PBCの財務を監督し、800を超える投資家に財務を報告し、財務手続き、記録管理、およびマネジメントの品質基準を執行します。」

Blockstackは2017年12月にICO(イニシャル・コイン・オファリング)で約58億円を調達しました。同社は技術子会社Blockstack PBCと、17年7月に設立した28億円のベンチャーキャピタルSignature Fundを有します。また、2018年10月に香港に非営利財団を設けて、分散型組織へ移行しています。

Anchor Labsがステーキング対応のカストディサービス「Anchorage」を発表

米国のブロックチェーンのスタートアップAnchor Labs(アンカーラボ)は、機関グレードのカストディサービス「Anchorage(アンカレッジ)」を開設しました。同社は、コールドストレージよりも安全でありながら、よりスムーズな資産へのアクセスが可能だと主張しています。

以前にAnchor Labsは、シリーズAラウンドで1,700万ドル(約19億円)を調達しました。参加した投資家は、ブラックロック(Blackrock)の米国シニアMDのMark McCombe氏、アンドリーセン・ホロウィッツの暗号ファンドA16zを含みます。

Anchorageは、「アセットアクセシビリティのすべての利点」を提供できると述べています。例えば、仮想通貨のステーキング、投票(ボーティング)、プルーフオブイグジスタンス(PoE)、および迅速なトランザクションといったあらゆる便益を包括します。Anchor Labsは以下のように述べています;

「これまで投資家は、コールドストレージカストディのヒューマンエラーに弱い性質に制限されてきました。資産にアクセスできず、動きがスロウになり、歩留まりが抑えられました。こうした要因は、時間の経過とともに希薄化するため、原価につながる可能性があります。」

コインデスクに対しAnchor Labsの広報担当者は、従来のコールドストレージと対照的に「Anchorageは、人手による問題点を排除することで、デジタル資産の保護を解決した唯一のカストディアンだ」と述べたています。アンカレッジの顧客は取引の了承を受けて数分で資産を移動できると付け加えました。

最近の51%攻撃の報道により、計算処理による「マイニング」でネットワークが維持される「プルーフオブワーク(PoS)」型ブロックチェーンへの懸念が高まってます。投資家が保管する仮想通貨の数量によってネットワークが管理されるプルーフオブワークステーク(PoS)は、PoWの代替案の一つとして期待されています。PoSに対応したカストディアンは知られていません。Anchorageのさらなる詳細情報が望まれます。


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