ロンドン大学のリサーチャーらが設立したChainspaceは、分散型の「スマートコントラクト」システムを構築して、ブロックチェーン技術を使用して支払いやその他のサービスを提供しています。
2017年8月以降に、Chainspaceは5種類のペーパーを発行している;「シャーディング(並列処理)」「コンセンサス(合意形成」「フロウド・プルーフ(不正の証明)」「クレデンシャル&プライバシー(正当性)」「コンセンサス・フレームワーク(知識の体系化)」。そして「プルーフオブステーク」については近日中となっています。
同社はトランザクション・スピードの向上にフォーカスしたブロックチェーン・プロジェクトとみられています。Chainspaceのリサーチャーはまた、投票等の支払い以外の分野で、ブロックチェーン技術を適用できる範囲を調査していました。
詳しい人物によると、Chainspaceのペーパーを制作した5人のリサーチャーのうち4人がフェイスブックのブロックチェーンチームに加わっているという。ホワイトペーパー著者のうち2人、Alberto Sonnino氏とGeorge Danezis氏はLinkedIn上で、フェイスブック・ロンドンオフィスでの「ブロックチェーン・リサーチャー」としての雇用ステータスを示しています。
フェイスブックのスポークスマンはChedderに対しChainspaceからの雇用を認めたが、個別の雇用については言及を拒否した上で、「Chainspaceのテクノロジは取得していない」とチェダーに語ったという;
「他の多くの企業と同様に、フェイスブックはブロックチェーン技術の力を活用する方法を模索しています。この新しい小さなチームは、さまざまなアプリケーションを検討しています。これ以上共有するものはありません。」
昨年初め、フェイスブックは、ブロックチェーン技術専門チームを設立することを明らかにしました。責任者には、フェイスブック社でそれまでメッセンジャーを率いてきたデビット・マーカス氏が就任しています。同氏は前ペイパル社長であり、コインベース社の取締役会メンバーでもある。さらにこのブロックチェーンチームには、ツイッターやインスタグラムの元製品責任者ケビン・ウェイル氏も加わっています。
昨年末、フェイスブック公式サイトの求人ページで、データサイエンティスト、マーケティングリーダー、エンジニア等、7職種がオープンに募集されていました。
ブルームバーグはまた、フェイスブックがインドのWhatsAppユーザー向けに、独自の仮想通貨を模索していると報じました。それはフィアットに裏付けされたステーブルコインの形をとると目されています。
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