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  • 2019/02/06
  • 2019/02/06
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

Bitfinex社元幹部やBlockstream社CSOがステーブルコインの中央プラットフォーム「Stablehouse.io」に参加

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5日、BitfinexとTether社の元役員Phil Potter氏とXBTO社は、ステーブルコインの決済機関となる「Stablehouse.io」の計画を発表しました。

Phil Potter氏はStablehouse.ioの諮問委員会に、大手暗号ファンドギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)創設パートナーDavid Namdar氏や、ビットコインの主要な開発企業ブロックストリーム(Blockstream)のCSO Samson Mow氏と共に参画します。

2015年に設立された米国のXBTO社は、JPモルガンやUBS、デロイト等の出身者からなる暗号OTC(相対取引)及びベンチャーキャピタルです。

ステーブルコインのセントラルプラットフォーム

プレスリリースによると、現在バミューダでライセンスを求めているStablehouse.ioは、ステーブルコインの効率的な取引プラットフォームを開発しています。対象は、テザー(USDT)、ジェミニドル(GUSD)、パクソス(PAX)、トラストトークン(TUSD)、サークルのUSDコイン(USDC)、およびダイ(Dai)を含みます。

XBTOの創設者でStablehouseの暫定CEO Philippe Bekhazi氏は以下のように述べています;

「現時点で、ステーブルコイン市場は非効率です。さまざまな種類のステーブルコインがあり、ユーザーはステーブルコインを取り換えるために、別々の市場で何度もトランザクションを繰り返す必要があります。Stablehouseはこれを解決する中央プラットフォームとして機能します。発行者、保有者、および取引所にアクセスと流動性の確実性を提供するため、投資家、開発者、および販売者が自信を持って取引できるようにします。」

ステーブルコインはここ数カ月の間に多くの問題に直面しています。昨年10月にテザーの価格は1ドルのパリティを壊し、劇的な下落を見せました。そして有望とされたプロジェクトBasis(ベーシス)は閉鎖を余儀なくされました。XBTOの新しいプラットフォームは、ステーブルコインの「大量採用(マス・アダプション)」とユースケースを確立するためのインフラストラクチャを目指しています。

テザー(USDT)が市場シェアを落とす

Bitfinexで最高戦略責任者を務めたPhil Potter氏は、昨年8月に同社を退社していました。当時、その理由を、「自分の立場を最高する時が来た」と語っています。Bitfinex社は米ドルにペグされたステーブルコイン「テザー(USDT)」を発行するTether社と、経営陣が同じ事で知られています。「テザー(USDT)」の米ドル準備金を巡って、数年にわたり疑問視されてきました。CFTC(米国商品先物取引委員会)は2017年12月にBitfinexとTetherを召喚しました。

テザー(USDT)は2017年まで市場で独占的なステーブルコインでしたが、2018年には前述の多くのトークンが誕生しました。Datalightの統計によると、テザーのシェアは20%下落している事が示されています。





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