(TraidingViewのETHBTC 2時間足チャート)
ETH/BTCの2時間足チャートを見ていきます。2月24日から25日にかけて大きな下落を見せたETHは下値を0.0352BTC台まで下落する形を見せました。0.0352BTC台はETHチャートにとって20日移動平均線が位置する価格帯であり、2月24日から25日にかけての急落は移動平均線にサポートされた形と言えます。
その後レンジ相場へ移行したETHは揉み合い相場の中、移動平均線に対して度重なるラインブレイクを起こしましたが、すぐにリターンムーブの動きも見られていました。しかし3月2日までのチャートでは値動きを上値・下値共に収束する形となり、一つのトライアングルパターンを形成することになります。
ETHはトライアングルパターンの収束点にて下放れの値動きとなり、これまでサポートされていた20日移動平均線を下回ることになり、本日3月3日までリターンムーブする動きに至っておりません。そのためETHは移動平均線を完全に下回ることになり、今後悲観的なチャートが継続する可能性が高まったと言えるでしょう。
ETH/BTCの日足チャートを見ていきます。2019年以降、20日移動平均線を上回り、上昇チャートを形成してきたETHは短期的なトライアングルパターンを経て遂に移動平均線をブレイクする形となりました。
移動平均線を下回ったにも関わらず、本日3月3日まで反発は見られておらず、高い出来高、注文比率の増減も見られてはいません。そのためETH市場は移動平均線を完全に下回ったと判断されやすく、今後悲観的な相場へ移る可能性となっています。
そんな中、現在のローソク足直下には一目均衡表雲が存在しており、次なるサポートラインとして機能する可能性のある価格帯が迫っています。更に本日3月3日から3月9日にかけて一目均衡表の雲は上昇する見通しとなり、ETHチャートの下値も切り上げる値動きがみられる可能性があります。
まずは一目均衡表に接触した際のETHの動きに注目しましょう。一目均衡表雲がサポートラインとして機能しない場合、ETH更に強い下落を見せる可能性があるでしょう。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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