契約は2018年10月に締結していました。その後CircleはFINRA（金融取引業規制機構）の承認を得る必要がありました。Circleとの提携により、SeedInvestはトークン化された証券を含む複数の暗号通貨をサポートします。
SeedInvestは株式非公開の中小企業が、適格投資家や個人投資家から資金を調達するのを支援します。SeedInvestのウェブサイトによると、150社以上がこのプラットフォームを使用して200,000人以上の投資家から1億1500万ドルを調達しました。一部は、適格投資家に限定されていますが、個人投資家は、企業の株式を200ドルの小口単位で株式を購入できます。これは、一般的なスタートアップ投資を50倍下回るという。
買収条件は明らかにされていませんが、SeedInvestの30人の従業員はCircleのニューヨークオフィスに移るという。Circleチームに加わった後もこれまで同様に運営を続けます。
10月にCircle社CEOのJeremy Allaire氏は、この買収が、米証券取引委員会（SEC）の規制を遵守しながら、セキュリティトークンを正規に提供する手段と考えていると語っていました；
「SeedInvestは、人々が資本を調達する方法を革新する手段として、また政府と協力できている点で、最前線にある企業でした。すべての企業がウェブサイトを持つように、セキュリティトークンは、最終的にはすべての企業が採用を図る重要な新しいカテゴリーになるだろう。」
暗号資産取引所Coinbase（コインベース）のCEO、Brian Armstrong（ブライアン・アームストロング）氏は、最近買収したセキュリティ会社Neutrino（ニュートリノ）の主要メンバーを解雇した事を発表しました；
「デューデリジェンスの過程で差異がありました。Neutrinoプロダクトの技術とセキュリティを精査する一方で、当社の暗号会社としてのミッションと価値の観点から全てを正しく評価していませんでした。当社は先週、この問題について深く掘り下げる事に時間を費やしました。そしてNeutrinoチームと合意に達しました。以前Hacking Team（ハッキングチーム）社で働いたことのあるスタッフはCoinbaseを離れます（彼らは現在Hacking Team社に関与していない事実にもかかわらず）。」
Hacking Team社のメンバーがCoinbaseから離脱したというニュースは、買収に対する激しい批判の後に続いています。
Neutrinoの3名の共同創設者（Giancarlo Russo CEO、Marco Valleri CRO、Alberto Ornaghi CTO）は、エチオピア、サウジアラビア、スーダンなどの政府にスパイウェアを販売して何度か逮捕されたイタリアの情報会社「Hacking Team」の元従業員です。3名はハッキングコミュニティで「NaGa」や「ALoR」等の異名を持っています。
論争が最初に勃発したとき、Coinbaseは「Neutrinoの共同創設者が以前Hacking Teamで働いていたことを知っている」と表明を出しました；
「Neutrinoの共同創設者が以前Hacking Teamで働いていたことを認識しています。セキュリティ、技術、採用の一環として検討しました。当社は、ハッキングチームの行動を容認したり、擁護することはしません。しかし、フォレンジック分析は急成長している業界であり、Coinbaseが顧客のデータを完全に管理・保護するために、彼らの機能の導入を重視しました。Neutrinoの技術は、この目標を達成する上で当社が見た中で最高のものです。」
Coinbaseの経営陣はここ数日で方針を変更しました。Hacking Teamの元メンバーはCoinbaseの一員ではありません。
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