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  • 2019/03/06
  • 2019/03/06
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

ライトコイン(LTC)が15%弱の急伸、ベネズエラ政府の暗号管理サイト「Patria」に選択されたことが影響か

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先週、ベネズエラの暗号規制当局Sunacripは、暗号資産の取引を管理するサイト「Patria-Remesas」を開設しました。Patriaを介して、ベネズエラに住む成人は暗号資産を送金できます。現在使用できる暗号資産はビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC)のみです。Bitcoin.comを含む欧米メディアが5日に報じたため、このニュースがライトコインを押し上げたと見られています。

6日、ライトコイン(LTC)は1LTC=5926.37円、前日比14.29%高、時価総額3600億円で市場5位にランクしています。

Patriaの送金プロセス

このサービスは、独自の暗号資産ペトロを作成した政府機関Sunacrip(暗号資産および関連活動の監督機関)が設立しました。Sunacripはベネズエラのすべての暗号関連の主要な調整者とされています。

1月下旬に、ベネズエラの「通信情報ポピュラーパワー省(MIPPCI)」は、「暗号資産の統合システムに関する憲法令」を含む官報を発表しました。ここでは規制当局Sunacripを設置し、暗号資産関連事業を行う企業に対して登録の義務を定めています。

最低料金は0.28ドル(約31円)に相当します。送金者には最大15パーセント(15%)の手数料が課せられます。

Patriaを使用する際、送信者がEメールアドレス、及び個人情報を登録する必要があります。そして、受取人の身分証明と生年月日の詳細を記入し、プラットフォームが提示するアドレスへ転送します。

暗号資産はユーロ建てでソブリンボリバルに変換されます。この際、中央銀行が公表するEUR-VES為替レートに基づいています。受取人は、Patriaプラットフォームを介して登録した銀行口座にボリバルが送られます。

登録しないことに対するペナルティは、100〜300ペトロ(1Petro=59.76ドル)に相当します。規則に従わない会社の取締役は、1年から3年の懲役刑と50〜100ペトロに相当する罰金が科せられます。


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