Opera Touchには仮想通貨ウォレットが内蔵されています。これにより、さまざまなERC20トークン、及びCryptoKitties(クリプトキティーズ)で利用する様な、イーサリアムベースのERC721(NFT:非代替性トークン)を保管および取引できます。
「私たちは、イーサリアム・コミュニティからの一般的な需要に応えて、このステップを採用しています。」とOperaはプレスリリースで記しました。
同社は昨年12月、Android用Operaでの暗号ウォレットとdAppエクスプローラをリリース。さらに、HTCと提携してブロックチェーンスマートフォン「Exodus 1」用にカスタマイズされたブラウザをリリースしました。
参考までに、HTCの「Exodus 1」では複数のdAppがプリインストールされていますが、暗号用のOperaブラウザは最新版を自分でインストールする必要があります。その際、HTCのハードウェアに紐づけられた秘密鍵管理システム「Zion」のAPI も起動します。
暗号通貨のウォレットを兼ねるZionは、暗号通貨取引を処理するために特別に設置されたチップです。Exodus 1の内側に隔離された秘密鍵保管用の基盤システムとして機能します。
HTCの秘密鍵管理システム「Zion」のAPI を起動すると、サードパーティのソフトウェアがそのZion技術を利用することを可能にします。そしてOperaはそれを採用した最初のブラウザ型ウォレットです。
Operaブラウザを起動すると、ユーザーは数回クリックするだけで、ウォレットにアクセスし、暗号通貨を取り扱い、色々なイーサリアムベースのアプリにログインできます。ログインすると、ユーザーは通常のOperaウォレットと同様にトランザクションを実行できます。
この新機能は特に印象的ではないものの、通常より遥かにユーザーフレンドリーで、HTCの専用チップのために安全性が高まります。
しかし、ZionのAPIはExodus 1専用です。iOS版で秘密鍵をどのように管理するかが、重要となるでしょう。
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