動画では、トークンの2つのユースケースが示されています。ゲームの支払いと動画配信者へのライブ投げ銭です。タップだけですべてが完了します。特徴はありませんが、かなり洗練されているように見えます。
このプロジェクトのウェブサイト、正式なホワイトペーパー、オープンソースコードもありません。動画は、有名ですがテレグラムとは直接関係の無いiOS開発者Marat Kharrasovがテレグラム@Maratでリークしたものの様ですが、信憑性は確認されていません。
約50億グラムのトークンを販売したプライベートセールで、17億ドル(約1870億円)を調達したTelegram Open Network(TON)は、投資家向けのレターによって既に90%完成していると伝えられています。TONは、テレグラム仮想マシン(TVM)を持ち、オンラインコミュニケーション、決済、スマートコントラクトを盛り込むとされています。
TONはネットワーク内に追加のブロックチェーンの作成や即時オフ・チェーン取引ができるマルチブロックチェーンアーキテクチャを開発することで、ビットコインやイーサリアムが直面しているスケーラビリティの問題に悩まされない「第3世代」ブロックチェーンの構築を目指しています。
TONはスピードとスケーラビリティに直感的なユーザーインターフェイスと既存のユーザーベースを組み合わせる事を狙いとしています。非公式のホワイトペーパーには以下のような記載があります:
「TONは、分散型スーパーコンピュータと価値の転送システムと捉えられます。最小限のトランザクション時間と最大限のセキュリティを組み合わせることで、TONは新たな分散型経済におけるVISA / Mastercardの代替手段となる可能性があります。」
基本的にマスターチェーンがあり、これはリレーチェーンとして機能します。このマスターチェーンはすべてのブロックのハッシュを含み、トランザクションはシャード(分割)で行われます。合意アルゴリズムは、イオス(EOS)の委任型プルーフオブステーク(dPoS)と少し似た形式をとります。
100個のバリデータを持ち、最大1,000個まで拡大可能。これらのバリデータはステーカーであるトークン保有者に指名されます。バリデータが不正をした場合、投票者もスラッシュ(罰としてトークンを削減される)を受けます。
いずれにせよ、それは理論的には非常に高度な設計であり、実際にそれが行われることになるかどうかは未確認です。
今年1月のfirstblock.newsによると、TONは2019年3月にテストネットを立ち上げ予定、同10月31日までにローンチできない場合は、調達した17億ドル近くの資金を返還するという。テレグラムの創設者Pavel Durov(パベル・デュロフ)氏はまた、トークンを上場するためにOKExのような取引所と話し合っているとも伝えられています。
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