EOSIO Tokensの11億ドルの時価総額は、まだ多くの暗号データサイトに完全には集約されていません。そしてこれは、トロン(TRX)や他のプラットフォームも同様です。これらのトークンは、TRX.marketやNewdex.ioのような分散型取引所(DEX)で取引されています。
トロンのスマートコントラクトで多くのTRC20トークンが、数億枚単位のTRXを調達して発行されています。今後、トロンはエコシステムにテザー(USDT)を取り込むため、dAppsの利便性とその経済圏はさらに拡大すると予測されます。同様にいくつかのステーブルコインは、イオス(EOS)やIOSTへも展開しています。
今後さらにAelf、カルダノ、ネオ、テゾスといったスマートコントラクトプロジェクトが、それぞれ数億ドル相当の資産を発行する事になるでしょう。
23日時点、ビットコイン(BTC)の時価総額は7兆7929億円。仮想通貨市場全体の時価総額15兆4343億円のうち、BTCのドミナンスは50.04%となっています。現状でさえ、イオスとトロンのマーケットが完全に換算されると、ビットコインの市場ドミナンスはさらに低下する可能性があります。
代表的なスマートコントラクトプラットフォーム、イーサリアム(ETH)の現在の時価総額は1兆5910億円です。イーサリアム上で発行されたERC20トークンの上位93種類(BNBやUSDCoinなど)の合計は、9725億円の時価総額を有しています。
イーサリアム(ETH)ではDefi(分散型金融)と呼ばれる分野が発展しており、実用的な投資商品が数多く出現しています。例えば、「Compound」プロトコルは、ステーブルコインDaiを預ける事で3.93%の利息を得る事ができます。
しかし、世界のコンピューターとしてのイーサリアム(ETH)の長期的な優位性も盤石では無いかもしれません。数年後には複数のプラットフォームが台頭している、活気に満ちた市場が想像されます。
最近、著名なポッドキャスト「Unchaind」で、イーサリアムの共同創設者ヴィタリク・ブテリン氏は、イーサリアムが“ある程度”主導権を失いつつあると認めています。イーサリアムは比較的初期のプロジェクトであり、業界が成熟するにつれて先輩プロジェクトから学んだ、新しいプロジェクトが出現します。
しかしブテリン氏は、イーサリアムのエコシステムにおける立ち位置について「全く心配していない」と述べています。トークン経済の先導者であり豊富な人材を擁するイーサリアムの展開は、常に注目されています。
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