(TraidingViewのBTCJPY 60分足チャート)
BTC/JPYの60分足チャートを見ていきます。3月27日以降上昇チャートを形成してきたBTCは3月29日に3月中旬から形成される一つのレジスタンスラインを突破することに成功しました。その後も上昇の値動きを続けたBTCは本日3月30日までに上値を45万7千円台まで伸ばしており、2019年度の最高値である46万円台到達まであとわずかとなっています。
今年度の最高値を更新するチャンスが迫ってきているBTCではありますが、本日3月30日のチャートではこれまでの上昇チャートといくつか相違点が生まれ始めています。
一点目として本日3月30日に上値を45万7千円台まで伸ばしたBTCはその後大きく反落し、3月中旬からのレジスタンスラインであった44万8千円台で支えられる値動きを見せたという点です。本日の値動きにより、BTCチャートでは過去のレジスタンスラインがサポートラインへロールリバーサルされた可能性が高くなりました。
サポートされる価格帯を試した形となったBTCは今後の値動きに注目です。サポートラインを形成したBTCは強い下支えを得ることになり、再び上昇への動きが見られる可能性があります。しかし今後もサポートラインへ複数回接触する動きを見せる場合、BTCは下落を試す動きが続くことになり、再び下降チャートを形成する可能性が高まってしまいます。
二点目として、本日3月30日の値動きの中で、BTCの売り注文量が急増する動きが確認されたという点です。これまで上昇チャートを形成してきたBTCにとって売り注文量の急増は市場にて、天井が意識され始めた可能性があり、今後伸び悩む展開の可能性もあります。
しかし、今後BTCチャートが上昇へ向かう場合、本日溜められた売り注文量は再び手放される動きへ切り替わり、上昇への手助けをする場合もあるでしょう。
三点目として、head and shoulder形成の可能性です。3月29日より二度に渡り上昇への値動きを見せたBTCは現在head and shoulderの可能性が控えられています。
今後もhead and shoulderが意識される場合、BTCはもう一度上昇への値動きを見せたあと急落するというシナリオになります。2019年度の最高値を更新したいBTCにとって、まずは直近最高値である45万7千円台の更新によるhead and shoulderの否定を目指していきたいところです。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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