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  • 2019/04/04
  • 2019/04/04
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

Binanceが4月中を目処にシンガポールドル(SGD)対応の取引所、及びBinanceDexのメインネット開設を予告

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〇Binance公式ツイッターより
暗号資産交換所バイナンスは、4月中を目処に新たに2つの取引所をローンチする事を発表しました。一つは、シンガポールドルに対応する従来の中央管理型取引所。もう一つはバイナンス独自チェーン「Binance Chain」上に構築された分散型取引所「Binance Dex」です。後者は、Binance Chainのメインネットローンチを意味します。

シンガポールドル対応のBinanceの新たな取引所


シンガポールは人口約500万人の都市国家ですが、劇的な経済成長を遂げたアジア代表国を称して「アジア四小龍」の1つと称されています。低い法人税率を維持し、多国籍企業の魅力的な場所としての地位を確立しています。

バイナンスは、昨年9月にクローズテストを実施。その後東南アジアで30年の歴史を持つVertex Venturesの支援を受けて支店を設立すると発表しました。また、CEOのジャオ・チャンポン(CZ)氏は年末に、フィアット対応の取引所を2019年に拡大する意向を表明していました;

「今年(2018年)は一つ、フィアット対応の交換所(ウガンダ)を設立しました。今後数か月以内に2つか3つ、ローンチする予定です。来年はさらに10のフィアット交換所を構築します。また、ブロックチェーンベースの分散型取引所をローンチ予定です。計画に変更はなく、引き続き邁進します。」

分散型取引所Binance Dexのローンチ


2月にバイナンスは、独自ブロックチェーン「Binance Chain」のテストネットをリリースしました。それに伴って、分散型取引所「Binance DEX」が公開され、ウォレットを作成してトークンの疑似取引ができる様になっていました。

Binance DEXはソフトとハードウォレットのいくつかをサポートする予定です。現在までに、Binance Trust WalletとLedger Nano Sはすでに統合されています。4月2日に、Atomic Walletの統合が完了しました。

分散型取引所は、暗号資産の秘密鍵をユーザーの管理下に置き、潜在的な中央取引所のカウンターパーティリスク(ハッキングリスク)を排除します。ユーザーが自身の秘密鍵を保持し、ウォレットを管理する責任を担います。

Binance CEOのCZ氏は、暗号資産のメインストリームへの採用を最大化するために、分散型アプリケーションに簡単にアクセスできるようにしたいと考えています。「Binance DEXは、より大きな資金を自由にする」というビジョンを実現する上で重要な一歩」と語っていました。

Binance DEX及びBinance Chainのネイティブトークン、「バイナンスコイン(BNB)」は現在、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行されたERC20標準です。メインネットローンチに伴って、Binance Chainへ移行します。

4日時点にバイナンスコインは、1BNB=2146.13円、前日比1.29%安、時価総額3029億円で市場7位にランクしています。

〇出典:CoinMarketCap



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