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  • 2019/04/04
  • 2019/04/04
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

Binanceの公式暗号ウォレットTrust Walletがテゾス(XTZ)を追加|Q2からステーキング機能を実装へ

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〇Trust Wallet公式サイトより
暗号資産交換所バイナンスが所有するモバイルウォレット「Trust Wallet(トラスト・ウォレット)」は、ステーキング機能の追加を発表しました。ステーキング機能は2019年第二四半期から開始される予定です。

バイナンスが昨年8月に買収したTrust Walletは、暗号資産の安全な送受信、保管、および使用に最適な暗号ウォレットアプリです。Trust Walletは現在、Tezos(XTZ)のウォレットサポートを開始しました。

Q2にはステーキング機能に加えて、Tezosのオンチェーン・ガバナンスである「投票(ボーティング)」への参加機能も追加される予定です。


暗号資産のステーキング

ステーキングは、「PoS(Proof of Stake)」合意形成アルゴリズムを採用するブロックチェーンを管理するプロセスとして、各投資家が専用ウォレットに暗号資産を保管する行為を指します。暗号資産の保有者はプロトコルの変更に投票したり、トランザクションの承認やセキュリティ面でネットワークに貢献します。報酬として、潜在的に新たに発行されたコインを得ます。

市況にかかわらず、保有している資産に基づく収益を得られるため、コインにロングする(価格が上昇すると期待する)ならば、ステーキングは最適なオプションと考えられています。

Trust Walletはステーキング機能を追加する事で、他のPoS型の暗号資産のサポートについても意欲を示しています。現時点でステーキングのサポートが表明されている資産は、VeChain(VET)、Callisto(CLO)、およびTomoChain(TOMO)です。

ステーキング・インフラ市場の整備

分析機関Diarは、3月時点に暗号市場にPoSを使用したプロジェクトが70以上存在していると報告しました。

〇PoSを採用する主な暗号資産 出典:Messari

バイナンスの発表は、米国の交換所コインベースの「Coinbase Custody」の機関投資家向けのステーキング機能の開始に続きます。Coinbase Custodyは、最初にTezosテゾス)をサポートしています。

業界全体でステーキングのインフラが整いつつあります。今年初め、パンテラ・キャピタルやコインベースに支援を受けるStaked社は、450万ドル(約5億円)を調達しました。

ステーキングに必要な安全なインフラストラクチャを提供するStaked社は、現在7つの仮想通貨「テゾス(XTZ)、ディークレド(DCR)、イオス(EOS)、Livepeer(LPT)、ダッシュ(Dash)、コスモス(ATOM)、NuCypher(NU)」をサポートしています。

Staked社は2019年Q2に、カルダノ(ADA)やオミセ(OMG)を含む追加のコインをサポートする計画です。


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