同氏は1997年にコロラド州最高裁判所でキャリアをスタートしました。その後Sherman&Howard L.L.を開業して、7年間経営。2005年にSEC執行部複合金融商品部門の上級顧問となりました。2018年1月まで13年間勤続した後、SECに登録された投資顧問Congress Park Consulting.で企業統治コンサルタントとして従事しました。
ウェブサイトによると、Congress Parkは投資運用会社に外部委託せず、特定の株式および債券の個別のポートフォリオの構築による顧客手数料の削減にフォーカスしている。この経歴からメディア「トラストノード」は、リー氏がビットコインETFに対してもポジティブな立場ではないかと推測しています。
SECコミッションは5名のコミッショナーで構成されます。コミッションは、ビットコインETF(上場投資信託)を含め、数々の問題を民主主義的な方法で審査します。
最も有名なコミッショナーに、昨年ビットコインETFに唯一賛成票を投じた“クリプト・マム”こと共和党のHester Pierce(へスター・パース)委員がいます。
昨年9月に5人目のコミッショナーに就任した共和党のElad Roisman(エラド・ロイズマン)氏は、暗号通貨と自由市場に推進派であると噂されています。つまり、Roisman氏とPeirce氏がビットコインETFの承認を支持する一方、Jay Clayton(ジェイ・クレイトン)氏とRobert Jackson(ロバート・ジャクソン)氏、そしてKara Stein(カーラ・ステイン)氏は、投資商品の承認に反対しました。
また、民主党のStein氏は、昨年12月に任期満了となりました。その後しばらく、SECコミッションは4名で運営されています。そのため、ETFの承認判断は2対2の均衡状態が続いてきたと推測できます。
仮にリー氏がイノベーションに前向きである場合、Hester Peirce(へスター・パース)サイドに立つ可能性があります。しかし、彼女が経済問題の点で自由主義的であるかどうか、具体的な情報はありません。
5人目のコミッショナーとなるリー氏の立場によって、ビットコインETFの承認判断に動きが生じるかもしれません。
関連記事
仮想通貨ニュースサイトのコイン東京では、ビットコインやリップル等仮想通貨にまつわる最新速報やプロトレーダーによる仮想通貨価格チャートの分析&解説、注目プロジェクト等のインタビューなど様々なコンテンツをお届けしています。