過去に、Binance ChainについてBinanceチームは以下のように説明していました;
“パブリックブロックチェーンとして、Binance Chainは主にブロックチェーン資産のトレードと取引にフォーカスしており、将来のブロックチェーン資産の流れに新たな可能性を提供する事を目指しています。Binance Chainはパフォーマンス、使いやすさ、流動性にフォーカスします。Binance Coin(BNB)は、メインネットのネイティブコインになります。”
CZは、3月5日に開催したAMA(質問会)で、Binance Chainについて以下のように述べました。
「Binanceコイン(BNB)はネイティブコインとしてBinanceチェーンに移行します。私達は、他のERC-20トークンにもBinance Chainに移行するように推奨しています。移行には多くの利点があります。Binance Chainはより早く、トークンの作成も非常に簡単です。スマートコントラクトはありません...より安全で...バグの余地の少ない場所です... ERC-20からBinance Chainへの移行に関して、すでに承諾を得ているプロジェクトが8チームあります...これらは小さなプロジェクトではありません。」
18日のCCNのインタビュー記事『Binanceが独自の分散型ブロックチェーンを生み出し、イーサリアムに対抗する』で、Binanceチームは高性能なBinance Chainがより多くのDappsとDEXを引き付けることを期待していると語りました;
「Binance Chainは、デジタル資産の発行と交換をサポートするために作成されました。どのようなプロジェクトでもBinanceChainで新しいトークンを発行できます。スマートコントラクトに依存しない既存のトークンは、BinanceChainに移行してBinance DEXで取引できます。レイテンシーが低く、処理能力の高いネットワークから利益を得ることができます。これにより経済的自由が高まり、Binance DEXに参加するプロジェクトが増え、ピアツーピアの仮想通貨取引の長期的なビジョンをさらに拡張できます。」
CCNの記事を見て、CZは次のようなリプライを送りました;
Thanks for the nice article! But almost too supportive. lol. @Binance_DEX does not challenge Ethereum, it doesn't even have smart contracts. It challenges ourselves, exchanges. :)
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年4月18日
「素敵な記事をありがとう!しかし、あまりにも肯定的です(笑)。Binance_DEXはイーサリアムに対抗しません。スマートコントラクトさえ持っていません。これは私たち自身に挑戦する取引所です。」
CZはその2日後、ツイッターユーザー@LarssonFutureのコメント「Binance Chainがあるのに、イーサリアムでERC20トークンを発行するプロジェクトはあるのだろうか?」にリプライしました。
ETH can do a lot of other things Binance Chain can't. @Binance_DEX just specialize on one use case.
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年4月20日
「イーサリアム(ETH)はBinance Chainができない多くの事ができます。Binance_DEXはただ1つのユースケースに特化しています。」
一方、イーサリアム以外のプラットフォームから、そして、スマートコントラクトに依存しているプロジェクトがBinanceChainに移行してきています。
19日、Red Pulse(PHX)は、ネオ(NEO)上で発行されたNEP-5トークン「PHX」を、BinanceChainのBEP-2トークン「PHB」に移行する事を表明しました。中央管理型取引所Binance.comで保持されたユーザのPHXは、自動的にPHBに移行されます。
既存のNEP-5のPHXトークンは引き続きRedpulse.comプラットフォームでネイティブにサポートされます。
Red Pulseは、NEOブロックチェーン上で、スマートコントラクトベースのPhoenixインフラストラクチャ(開発証明、所有証明、規制順守、IP保護、説明責任)を開発しました。Red Pulseは、Phoenixインフラを介して、研究ノートやホワイトペーパーなどの知的財産を登録、保護、および非代替トークン(NFT)としてトークン化できます。
また、Red Pulseはブログで以下のように述べています;
「Binance Chainが成熟するにつれて、Red PulseはBEP-2プロトコル上でも同一のインフラストラクチャを開発します。」
Redpulse.com Phoenixプラットフォームのユーザーは、PHBかPHXのいずれかをプラットフォームにデポジットして、報酬を獲得できるようになる予定です。Redpulse.comプラットフォームは、PHXとPHB間の1:1変換も提供し、必要に応じて凍結/凍結解除する計画だという。
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