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  • 2019/05/07
  • 2019/05/07
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

Ripple(リップル)の「xCurrent 4.0」が稼働に、既存顧客にxRapidへのアクセス手段を提供

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国際送金スタートアップRipple(リップル)社のCTO(最高技術責任者)であるデビット・シュワルツ氏は、「xCurrent 4.0」が現在稼働していること、および同社が全ての顧客をできるだけ早くサポートできるように努めていると述べました;

「4.0はライブです。私たちはすべての顧客をアップグレードするために努めていますが、これは複雑なプロセスです。主な新機能は、マルチホップ、xRapidサポート、はるかに簡単なピアリング、そしてはるかに簡単な顧客統合プロセスです。」


xCurrent 4.0のマルチホップ・ペイメント

Ripple社のソフトウェアソリューションの1つであるxCurrentは、銀行がエンドツーエンドの追跡で国境を越えた支払いを決済できるようにします。xCurrentを使用する金融機関は、支払いや取引の詳細を確認するために互いに通信できます。

昨年11月に明かされたxCurrent 4.0のコンセプト資料によると、「新たなUI(ユーザーインターフェース)、大量のFX(外為:流動性)の購入、稼働停止時間ゼロ、製品の相互運用性の向上」が約束されています。デジタル資産XRPの送金ソリューション「xRapid」にシームレスにアクセスする手段を、銀行や金融機関に提供します。

これは、Ripple社のRippleNetに参加する200社以上の金融機関が、クロスボーダー支払いのスピードと流動性を高めるために、XRPにアクセスできることを意味します。
 


例えば、xCurrent4.0に含まれる一つの機能に、「マルチホップ・ペイメント(Multi-hop Payments)」があります。マルチホップは、xCurrentを利用する顧客が、フィアット決済の取り極めを持つ地域銀行とのペイメント・ハブとして機能できます。ハブのパートナー銀行との支払いで、xRapidを使用することもできます。マルチホップ・ペイメントを利用する顧客は、xRapidを利用する金融機関と1対1のリレーションを持つことなく、XRPの流動性プールへアクセスできます。

xCurrent 4.0のコンセプト資料に記載されたその他の機能には、支払いステータスの最終マイル表示、APIワークフローの自動化によるカウンターパーティーのピアリングの容易化、監視サービスの改善などが含まれます。これらはSWIFTのグローバルペイメントイニシアチブ(GPI)との競争力を提供すると期待されます。


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