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  • 2019/05/07
  • 2019/05/07
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米スターバックス、マイクロソフトの「Azure Blockchain Services」でコーヒー豆を試験追跡

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米スターバックスは、マイクロソフトの「Azure Blockchain Services」を使ったイニシアティブを公表しました。スターバックスは、農園から店舗までコーヒー豆をブロックチェーン上で追跡しようと試みています。5月6日、マイクロソフトの年次開発者会議「Build 2019」で公表されました。

コーヒー豆の流通をブロックチェーンに

マイクロソフトは先週、「Azure Blockchain Services」を発表しました。これは、コンソーシアム型ブロックチェーンネットワークの構築、管理、ガバナンスを実現するフルマネージドサービスです。

マイクロソフトは既にスターバックスとのパートナーシップでABSを利用しています。マイクロソフトは現在、スターバックスが昨年から始めたブロックチェーンプログラムに取り組んでいます。

スターバックスの構想は、最終的に店舗のお客さんをコーヒー農園と結びつけて、新しい経済的機会を創出しようとしています。利用客はスターバックスのモバイルアプリを使って、コーヒー豆が自分のカップに届くまで、農園からの経路を辿ることができるようになります。

スターバックスによると、昨年に38万以上のコーヒー豆農園と協力したという。同社はパイロットプログラムをオープンソース化して、成果を共有すると約束しました。

マイクロソフトとスターバックスの連携

2015年にスターバックスのCEOに就任したケビン・ジョンソン氏は、以前はマイクロソフトのグローバルセールス部門とWindows部門を統括していました。そのため、両者はブロックチェーン以外でも、密に連携してきました。

マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、スターバックスのハイテク分野への積極的な取り組みを称賛しました。

「彼らは、スターバックスとして象徴的なエクスペリエンスを踏襲した上で、デジタルを全体に取り入れています。」

スターバックスとマイクロソフトの「Azureクラウド」の取り組みは、機械学習を使用して顧客の好みを収集することから、店の取引履歴や在庫・時間帯・天気に基づいたドライブスルーのデジタルボードでの注文提案、30,000店舗のIoT対応コーヒーメーカーの保守等、多岐にわたります。すべてのマシンをクラウドに接続することで、スターバックスは、メニューを迅速に更新できています。

最近、スターバックスは、待望されるビットコイン取引プラットフォームBakkt(バクト)の株式を大規模に取得していた事が報じられました。マイクロソフトもまた、インターコンチネンタル・エクスチェンジとの新しいパートナーシップにより、新会社Bakktの設立に関係したと伝えられています。スターバックスの具体的なオペレーションはこれまでのところ不明ですが、マイクロソフトと共同で、何らかの形でビットコイン(BTC)を取り入れると期待されます。


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