2019年は多くの資産が上昇相場を示しています。5日にウォールストリートジャーナルは、今年最初の4か月間の金融資産のパフォーマンスを比較しました。金融資産クラスの約90%が4月までにプラスのリターンを記録しており、一部の投資家は需要過剰を心配し始めています。株式(S&P 500)、商品、ゴールド、債券etc、中でもビットコインのパフォーマンスは突出しています。
WSJによると、70の資産クラスのうち収益を上げていない資産は11%だけです。現在のペースが続くと、2019年は金融資産にとって1920年代以来最高の年となるかもしれません。
ビットコインは年初来58%以上の収益を上げ、12月15日の安値3,223ドルからほぼ倍増しつつあります。仮想通貨市場全体に占めるシェアは、9月以来最高の56%近くまで拡大しました。また、2019年に全体の仮想通貨市場は46%増加し、過去最低から83%回復しました。
ビットコインは4月に「ゴールデンクロス」を達成し、上昇トレンドの舞台を整えたと多くの市場アナリストは主張しています。
6日にブルームバーグは、運用資産7兆ドルの金融大手フィデリティ・インベストメンツが、今後数週間以内に機関投資家向けのビットコイン(BTC)取引を開始すると報じました。これらの材料は、仮想通貨投資家のセンチメントをさらに強気にさせている可能性があります。
しかし、資産クラスの多くが株式市場と同様のパターンを見せているため、アドバイザーは頭を抱えています。彼らは、資産クラス間でリスクを相殺するように投資ポートフォリオを分散させる必要があります。
一般に、ビットコインは株式市場と相関性がないと考えられてきました。香港のバーンステイン・リサーチのリサーチディレクター兼アジア太平洋地域戦略責任者マイケル・パーカー氏は、WSJに対して以下のようにコメントしています。
「市場は以前よりも密接に結びついています。この現象は理にかなっています。モノ、サービス、人々、アイデア、そして資本が自由に流動するグローバル化された世界では、これらすべてのものに大きな相関関係があっても不思議ではない。」
仮想通貨アナリスト@LightCryptoは、香港株式市場とビットコイン(BTC)市場の最近の連動を見つけました;
Market participants continue to view Bitcoin as a risk-on asset.
— Light (@LightCrypto) 2019年5月6日
Sunday evening's sell-off occurred simultaneously with the Hang Seng's precipitous 3.4% drop at the open following Trump's new tariff salvo. pic.twitter.com/Oa9RiVXuRg
5日にトランプ大統領は、中国との通商協議の進捗が遅いことに不満を示し、2000億ドル相当の中国製品への関税を、現在の10%から25%に10日から引き上げると表明。香港ハンセン株価指数は3.4%急落していました。同日BTCは最大2.2%下落しました。
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