Bitfinexのコールドウォレットは、2018年9月7日頃にピークの約228,000 BTCに達しました。これは、現在価格で約1500億円に相当します。当時、Bitfinexの銀行問題が頻繁にニュースになりました。当時、ユーザーの出金要請が滞り、数週間遅延する事態が伝えられていました。そのため、Bitfinexコールドウォレットのビットコイン残高は約14万BTCにまで減少しました。
その後、該当アドレスのデポジットは、冬の間ほぼ14万BTCを維持し続けましたが、3月におよそ12万BTCに落ち込みました。そして先月、Bitfinexの系列企業が8億5000万米ドルを管理する複数の銀行口座が凍結されたことをNY州当局に明かされて、アドレスのBTCは再び動き出しました。
Bitfinexが差し押さえられたフィアット資金を回収できるか定かではありませんが、テザー(USDT)は8億5000万ドルが解放されるまで、準備金が26%不足した状況となっています。
Bitfinexは現在、10億ドル(約1100億円)を集めることを目的に、「LEO」トークンセールを計画しているようです。8日、同社は公式にホワイトペーパーをリリースしました。参加したい投資家は、テザー(USDT)を用意する必要があります。5月11日までプライベートセールが行われており、残枠が一般投資家向けに販売される予定です。
さらにBitfinexは、6月にIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)専用のプラットフォームをローンチすることを明かしました。このプラットフォームで資金を調達したプロジェクトは、その後2つの取引所(BitfinexとEthfinex)に上場します。最初のトークンセールは、2019年6月に予定されています。
さらに同社は、規制されたセキュリティトークンの取引所も立ち上げると主張しています。
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