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  • 2019/05/15
  • 2019/05/15
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

過去5回、アルトコインの対BTC価値が約70%減少すると強気に転じていた

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ビットコイン(BTC)は、4月上旬に4,200ドルの抵抗線をブレイクして以来成長し続け、今週、8,300ドル(913,000円)以上に到達しました。BTCは市場占有率が60%を越える一方で、アルトコインは急激に縮小しました。アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。

「Altcoin Trader's Handbook」の著者Nik Patelによると、アルトコイン全体のビットコイン建ての価値は66.5%減少しているという。
主要なアルトコインのビットコイン建て変動率(4月以降) 出典:トレーディングビュー

アルトのターンを期待するトレーダー


・過去4回のALT/BTCの弱気サイクルの平均縮小幅は69.7%でした。現在のALT/BTC弱気サイクルの縮小幅は66.5%です。
・過去5回のALT/BTC強気サイクルの間に経験した平均成長率は617%でした。

Patelは、過去4回の「ALTBTCベアサイクル」の間にアルトコイン全体のBTC建ての価値が平均70%近く縮小したと述べています。そして現在、その水準に3.5%まで接近しています。これは、売却圧力がほとんどなくなったこと、アルトコインで新たな強気サイクルが始まる可能性を示しています。

一方、Cryptobriefingは2017年末の仮想通貨市場のデータから、ビットコインの史上占有率が60%を越えた後に、アルトコイン価格が増加する傾向を見つけました。

2017年12月4日に市場占有率60%に拡大したビットコインは、その後1か月間で11.5万ドルから15.1万ドルに上昇し、23%のリターンとなりました。同時期に上位5つのアルトコインのバスケットのリターンは、BTCを17.35%上回りました。

出典:CryptoBriefing

このような強気相場は、2018年初頭以来、仮想通貨市場ではありませんでした。その後、暗号の冬を迎え、記録上最長の弱気相場が続きました。今、新しい強気相場の初期段階が始まり、ビットコインが長期的なパラボリックな成長を迎えると多くのアナリストが主張しています。

14日に最大8268ドル(909,480円)に到達したビットコイン(BTC)は、15日昼の時点に7990.84ドル(879,747円)、前日比0.38%高で取引されています。

一方、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)が好調です。仮想通貨分析サイトMessariによると、時価総額5億ドル(約550億円)以上のコインでソートした場合、最大の利益をリップル(XRP)が上げています。次点はネム(XEM)となっています。

5月15日時価総額5億ドル以上のコインから利益率降順 出典:Messari

現状、カストディやレンディング、デリバティブ・マーケットが整っているため、ビットコイン(BTC)のみが特に注目されてます。過去と比べてアルトコインに目を向けるトレーダーは少なく、投資リターンを得られる期間は以前より短縮する可能性に注意する必要はあるでしょう。


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