今後、「Grayscale Ethereum Trust(ETHE)」は店頭市場で自由に取引できるようになります。2週間以内に店頭マーケット「OTC Markets(OTCQX / OTCQB)」で取引が開始されます。OTCQXは、ナスダックやNYSE MKT証券取引所への上場準備市場と位置付けられています。
グレイスケールの広報担当者メリッサ・アロルド氏は、「あらゆる種類の投資家が、イーサリアムの購入、保管、安全維持の手間を取らずに、イーサリアムの価格変動のエクスポージャーを得る事ができます。」とコインデスクに述べました。
グレイスケールは、2017年12月にイーサリアム・トラスト(ETHE)を発売しました。これまでは適格投資家にのみ公開されており、最低25,000ドルの投資が必要でした。グレイスケールのマネージングディレクター、マイケル・ゾネンシン氏によると、ETHEの直近のAUM(運用資産)は1250万ドル(約14億円)です。今後、一般的な投資家も、イーサリアムに結び付けられた信託を所有・取引できるようになります。
なお、グレイスケールの信託商品はETF(上場投資信託)とは異なります。オープンエンド型ファンドとして運用されるETHEの証券は、一口あたりイーサリアムの約1/10の価値に相当します。
同社は、すでにビットコインとイーサリアム・クラシックの信託で流通市場での取引の承認を受けています。これらの信託は、投資家がIRA(年金口座)、401K、または証券口座のファンドで保有する資格があります。
2018年12月時点に分析機関Diarは、「Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)」が背後でBTC供給量の1%(20万BTC)を保持している事を伝えました。Glayscaleの資産は、スイスのカストディアンXapo, Incにて保管されています。
グレイスケールは最近、米国の投資家向けにビットコイン投資を勧めるマーケティングキャンペーンを開始しました。ポートフォリオを見直し、ゴールドからデジタル・ゴールドへの再配分を促しています。
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