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  • 2019/06/03
  • 2019/06/03
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イオス(EOS)のインフレ率が5%から1%に削減か、コミュニティ投票が賛成多数で終了

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イオス(EOS)ホルダーは、年間インフレ率を5%から1%に引き下げる提案に対する投票期間を6月1日に終了しました。EOSブロックプロデューサー「EOS Authority」の投票プラットフォームによると、60日間の投票期間に合計2,730万EOSをステークする778のEOS保有者口座がこの提案に賛成票を投じました。

今後、トップ21のブロックプロデューサーは15/21のマルチシグを通してインフレ率を恒常的に引き下げる事になると考えられます。

インフレ率を合理的な1%に下げる

ユーザーのニーズに合わせてネットワークを調整するため、ブロックチェーンプラットフォームEOSはオンライン投票を実施しています。

EOS Authorityの説明によると、現在のEOS年間インフレ率5%のうち、4%が「eosio.saving」アカウントに累積され、1%がネットワークの維持管理と引き換えにBPに分配されます。

毎月約360万EOSが生成され、貯蓄口座に送信されます。複合的なインフレ・メカニズムにより残高は増加し続けています。eosio.savingアカウントには、現在450万EOS(約3300万ドル)が蓄積されています。貯蓄口座に資金を集めた資金の利用は、コミュニティの投票に委ねられています。プロポーサルは以下のように述べています;

「8か月が経過してもなお、eosio.savingアカウントに流入し続ける大量のEOSトークンの使用法はまだ明確に定義されていません。この大量の蓄積されたトークンは今や過剰になっています。そしてこのまま成長させ続けると、最終的なネットワークの攻撃の矛先となるだろう。」

そのため4%の流入タップを外し、「インフレ・レベルを合理的な1%に下げる時が来た」と主張されています。また、新しいインフレ率の採用はブロックプロデューサーの収益性に影響を及ぼさないと述べています。

eos.io貯蓄口座の資金の使用法については、依然として決まっていません。ブロックプロデュ―サの報酬は以前と変わらず、インフレ率1%が割り当てられています。

昨年9月に分析機関Diarは、主要な仮想通貨の過去1年間のインフレ率を以下のようにまとめました。なお、イーサリアムは今年2月のハードフォークにより、マイナー報酬が1ブロックあたり3ETHから2ETHに減少。インフレ率は4.3%に引き下げられました。

ソース:diar.co/volume-2-issue-37/#1


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