ザイフトークンは、かつて仮想通貨取引所「Zaif」を運営していた株式会社テックビューロが発行した仮想通貨です。
Zaifのみでトレードでき、特に使う所がない独自トークンにもかかわらずCOMSAとの関連などで多くの人に注目されたこともあります。そのため、今後の動きが気になるという人も多いでしょう。
Zaifは2018年にクラッキング被害を受けて運営会社が移管されるというハプニングがありましたが、ザイフトークンは上場され続けています。この記事では価格推移とテクニカル分析についても見ていくので、投資を検討している人はぜひ参考にしてください!
ザイフトークンはCounterpartyトークンの一種です。Counterpartyトークンはビットコインのブロックチェーンを利用して発行・管理されています。イーサリアムをベースにいたERC20トークンなどと比べると知名度は低めですが、要注目のトークンといえるでしょう。
なお、Zaifの独自トークンなのでトレードできる取引所もZaifのみです。ザイフトークンに興味がある人は、あらかじめZaifのアカウントを開設しておいてください。
取引所「Zaif」はかつて株式会社テックビューロが運営していました。しかし、2018年に発生したクラッキングによって大量の仮想通貨が流出し、この事件に伴って運営が株式会社フィスコ仮想通貨取引所に移管されています。
ザイフトークンはテックビューロが発行したトークンですが、フィスコに移管されてからも上場は続けられており、問題なくトレードできます。
続いてここではザイフトークンの値動きをチャートからチェックしていきます。
2018年、2019年のチャートの動きをチェックしながら今後の値動きを予想していきましょう。
最初にチェックするのは直近のZAIF/JPY の4時間足チャートです。これをチェックすると、しばらくの間0.21JPY前後でレンジ相場になっていたZAIF/JPYが6/7に急騰したことがわかります。
急騰後は0.235JPYを新たなサポートラインとした攻防が繰り広げられており、移動平均線とあわせてみるとしばらくは0.235~0.25JPY程度のレンジ相場になるのではないかと予想されます。
サポートライン前後を買いのエントリータイミングと見ることができるかもしれません。
次に、日足チャートから簡単に2020年に向けた価格予想をみていきましょう。
2019年のZAIF/JPYの価格は多少の上下はあるものの、全体として右肩上がりの上昇トレンドにあると考えられます。暴落するような材料もないことから、今後しばらくはこの上昇トレンドが続く可能性が高いでしょう。
1 ZAIF = 0.3 JPYを目指す展開になるかもしれません。
一方で2018年のチャートを見てみると2019年とは逆に右肩下がりの展開になっています。
2017年末~2018年初頭にかけては仮想通貨市場全体が暴騰しましたが、その後はさまざまな原因により暴落しています。
その後は値下がりが止まらず、1月1日には1 ZAIF = 1.6 JPYだった価格が年末には1/10の1 ZAIF = 0.16 JPYにまで下がっています。
これからZAIFトークンに投資する場合、将来性が気になるかもしれません。続いてここでは将来性について詳しく紹介します。
ザイフトークンは取引所の独自トークンですが、2019年6月時点では特に使いみちはありません。
取引所の独自トークンにはBinanceが発行するBNBトークンなどがあり、こちらは手数料の支払いに使うと手数料が50%OFFになるというメリットがあります。
しかし、ザイフトークンにはこのようなメリットがないので、BNBトークンに比べてあまり注目されていません。
現時点で使いみちが無いとはいえ、今後どうなるかはわかりません。もし、BNBのように手数料支払いに使えて割引を受けられるようになればさらに注目されるでしょう。
また、取引所トークンの中には保有量に応じて配当金を受けられるものなどもあります。ザイフトークンも、今後このようなメリットができる可能性もあるでしょう。
何らかのメリットができれば今以上に注目され、価格にも影響するかもしれません。今後の動向には注意していきましょう!
ここではザイフトークンの特徴について詳しく紹介します。いくつか特徴的なポイントがあるので、しっかりみておきましょう!
先程も少し紹介しましたが、ザイフトークンはビットコインのブロックチェーンを利用してトークンプロトコル「CounterParty」を利用して発行されています。
特定の取引所が母体となって発行する「取引所トークン」の先駆けでもあり、当初から多くの人から注目を集めました。
また、テックビューロが開発中のICOプロジェクト「COMSA」と関連して何らかのアクションを起こすのではないかとも言われており、こちらにも期待できそうです。
2019年6月時点でザイフトークンが上場されている取引所はフィスコが運営しているZaifのみです。海外取引所も含め、Zaif以外の取引所には上場されていません。
したがって、ザイフトークンを購入するためにはZaifのアカウントが必要です。あらかじめ仕込みたい人は今のうちにZaifのアカウントを準備しておきましょう。
Zaifでザイフトークンを売買する場合の手順は次の通りです。
Zaifで取り扱っているザイフトークンを含む通貨ペアはZAIF/JPYとZAIF/BTCの2種類です。そのため、ザイフトークンを換金する際はどちらかの通貨ペアを利用してください。
ザイフトークンをトレードする場合、以下の手数料がかかります。
▼ZAIF/JPYの場合
Maker: 無料
Taker: 0.1%
▼ZAIF/BTCの場合
Maker: 無料
Taker: 0.1%
手数料を節約したい場合は指値注文を利用し、Makerでトレードするようにしてください。
ザイフトークンをトレードするためにZaifにログインしようとすると、「トークンが確認できません」と表示されてログインできないという現象が発生することがあります。
この現象が発生した場合は2段階認証関連のエラーの事が多いので、利用しているアプリ(Google Authenticatorなど)に記載されている認証コードを入力してください。
それでもエラーが発生する場合は時間を開けて試してみましょう。改善されない場合はZaifのサポート窓口に問い合わせてください。
この現象が発生した場合は以下のページもあわせて確認してみましょう。
【参照】「トークンが確認できません」と表示され、Zaifにログインできません
先程も紹介したとおり、ザイフトークン最大のデメリットが「現状、特に使いみちがない」ということです。
使いみちが無いトークンがいつまでも注目されることはないため、今後何らかの使いみちができることに期待しておきましょう。
日本国内で最も有名なICOプラットフォームに「COMSA」があります。
COMSAのテーマは「ビジネスにブロックチェーン技術を役立てる」というものなので、今後ますます注目される可能性が高いでしょう。
またCOMSAトークンを購入する際に、通常はビットコイン(BTC)やネム(XEM)を利用するものの、プレセール時はザイフトークンを利用して購入することもできました。
今後、COMSAを利用したICOプロジェクトが活発になったり通常時もCOMSAトークンを購入するのにザイフトークンが利用できるようになればさらに注目が集まるでしょう。
また、かつてはザイフトークン保有者に対して保有量上位300人にCOMSAトークンが100枚付与されるキャンペーンが実施されたこともあります。
このことからもCOMSAトークンとザイフトークンの関連性が強いといえるでしょう。
2018年には22,500,000,000 ZAIFをロックアップしてCounterPartyからNEMプラットフォームに移行させるプロジェクトが持ち上がりました。
NEM(XEM)はトランザクション処理速度が早い仮想通貨で、今後もさまざまなアップデートが予定されています。
NEMプラットフォームに移行するとこれらの恩恵を受けられるので、ザイフトークンの価値があがるかもしれません。
なお、ロックアップ実施時には流通しているトークンの総数が減少したことによって価値が上がり、一時的に価格が高騰しています。
また、ザイフトークンは人気芸人がYouTubeなどでプロモーションしたトークンでもあります。このようなトークンはあまり存在しないので、特徴的なポイントと言えるかもしれません。
一例として2017年末~2018年初頭にかけて行われた「かまいたち x Zaif」があります。これは当時Zaifを運営していたテックビューロの企画でしたが、多くのユーザーの注目を集める原因になったといえるでしょう。
この記事ではテックビューロが開発し、Zaifでトレードされている「ザイフトークン(ZAIF)」について詳しくみていきました。
2018年には右肩下がりだった価格も2019年に入って上昇トレンドに転換しています。
現状、トークンの使いみちがないのが難点ですが、今後新たな使いみちができたり、COMSA関連での進展が合ったりすれば爆発的に伸びる可能性を秘めています。
購入を考えている人、すでにトークンを保有している人は今後の動きに注意していきましょう!
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。
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