BTC/JPYの日足チャートを分析していきます。5月末に大台となる100万円台を目前とする99万円台まで上値を更新したビットコイン(BTC)はその後下降チャートを形成、6月4日以降からはレンジ相場を形成しています。
レンジ相場を既に一週間以上続けているビットコイン(BTC)はその上値を5月16日以降から形成される下降トレンドラインで抑えられる値動きが続いており、下降トレンドラインが明確なレジスタンスラインとして機能しています。また上値だけではなく下値も5月17日以降から形成される上昇トレンドラインをサポートラインと下値動きとなっています。
二つのトレンドライン間での値動きを見せているビットコイン(BTC)は対称型のトライアングルパターンを形成しており、レンジ相場から次の相場へ以降するタイミングが近づいていること示唆されます。
更にビットコイン(BTC)相場を日足チャートで見た場合、head and shoulderのパターンも形成されつつあることがわかります。
今後注目するポイントとして、まずはトライアングルパターンが放たれるタイミングを見極めましょう。トライアングルパターンの収束点は6月21日近辺となり、次の相場へ以降するほどの大きな値動きは近々起きる可能性があります。
トライアングルパターンが放れるタイミングとして、5月16日以降からの下降トレンドライン及び5月17日以降の上昇トレンドラインをブレイクしたタイミングに注目しましょう。
またトライアングルパターンが放たれた後は、下降シグナルであるhead and shoulderを更に形作るのかも注目です。今後head and shoulderを否定するには2019年の最高値である99万円台を突破できるのか注目します。
対称型のトライアングルパターンを形成しているビットコイン(BTC)は基本的には放たれた方へ取引することが良いでしょう。しかしトライアングルパターンの下降トレンドラインには20日移動平均線も推移しており、上値は比較的重い状況となっていることを頭に入れておきましょう。
またトライアングルパターンが上放れを起こした場合、head and shoulderは変わらず意識される展開が続きます。そのため2019年最高値である99万円台へ到達するまえに再び反落を起こす可能性も高いことを頭に入れておきましょう。
本日6月12日から明日6月13日に注目する価格帯はサポートライン、レジスタンスラインとしてそれぞれ機能しているトレンドラインに注目しましょう。価格帯は87万3千円台、83万3千円台近辺となります。
20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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