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  • 2019/06/20
  • 2019/06/20
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

パウエル議長:FRBはフェイスブックと仮想通貨Libraについて協議済み「利点とリスクを認識している」

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FRBはフェイスブックと仮想通貨Libraについて協議済み
19日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者団に対し、連邦準備制度がフェイスブックとLibra(リブラ)について会合を開いたと語った。

仮想通貨は金融政策にとってまだ脅威ではない

Libraが金融政策遂行能力に影響を及ぼす事を懸念しているかと聞かれたパウエル氏は、仮想通貨が金融政策に影響を与える状況からはまだ遠いと述べた;

「フェイスブックは我々を含む世界中の規制当局を訪問して、その計画(Libra)について議論していると思う。デジタル通貨はまだ初期段階にあり、まだ先は遠い。」

「基本的に、中央銀行が仮想通貨によって、金融政策を実行できなくなることを心配しすぎないでください。...利益のポテンシャルがありますが、大規模なアプリケーションを持つ通貨のリスクのポテンシャルもあります。(イングランド銀行)カーニー総裁が言った事に同調します。もしフェイスブックが何か先に進める事を決めたなら、我々は安全と健全性、そして規制の観点から、非常に高い期待を抱く事になるだろう。」

BoEのマーク・カーニー総裁は18日、フェイスブックのLibraトークンについてオープンマインドであると述べたが、最高水準の世界的な規制対象となる可能性があり、英国中央銀行はこのイニシアチブを非常に綿密に観察していると述べた。カーニー氏は、Libraが規制当局から無条件で立ち上がることはないと結論付けた。

また、パウエル議長はFRBが直接Libraを監督する可能性を聞かれ、「仮想通貨に対する管轄権限を持たない」と述べた。しかし、国際的な規制グループにおける連邦準備制度の役割を強調し、フェイスブックのLibraの発表をきっかけに、あらゆる規制当局と協調する可能性を示唆した。

18日、フランスのブリュノ・ル・メール経済・財務大臣は、「G7、国際通貨基金、国際決済銀行および金融安定委員会を含む多国間機関で、Libraを非常に綿密にそして協調的に見るだろう。」と述べた。同氏は、7月に開催される「7か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G7)」に向けて、国際通貨制度を管理するG7の中央銀行に対し、フェイスブックのプロジェクトに関する報告書を作成するよう要請すると語っていた。


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