ビットコイン(BTC)の上昇要因の一つに、テザー(USDT)の時価総額増加が指摘されています。中国では、仮想通貨にアクセスする際、店頭市場でキャッシュをテザーに交換します。
また、FATF(金融活動作業部会)の勧告の採択に伴って、インド、イラン等で駆け込み需要が発生し、プレミアムが生じているとも報告されている。21日にFATFは、仮想通貨取引所を始めとしたVASP(仮想資産サービスプロバイダー)で本人確認が強化され、資金の流れを追跡しやすくする方針を示しました。
さらに、USDT 以外にも多くのステーブルコイン(TUSD 、USDC 、USDS)が仮想通貨取引所に送金されている。BTC価格が10,000ドルを越えた事をきっかけにFOMO(取り残される事の恐れ)が発生しているのかもしれません。
$BTC's surge above $10,000 seems to be triggering FOMO.
— ViewBase (@viewbasecom) 2019年6月22日
Our Telegram bot is picking up large inflows of stablecoins into exchanges. $USDT $TUSD $USDC $USDS
Our channel: https://t.co/Xz0aC7kMja pic.twitter.com/b0bMmKEqJ3
市場全体の時価総額は35兆円を越えています。22日にBTCの市場占有率は62.5%を越えた付近で反落し、現在、61%前後に下降しています。
22日夜、BTCドミナンスの反落に伴って、ネオ(NEO)が20%急上昇。同時間帯に、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)等、時価総額の大きいアルトコインが10%以上急上昇しました。
XRPとNEOについて、5月初旬にも同様の動きを示していた。ビットコインは、市場ドミナンスが60%を上回った水準で反落。この期間にXRPとBCHは対BTCで20%回復しました。
23日午後、リップル(XRP)は51.63円前日比6.1%高、ビットコインキャッシュ(BCH)は52,557円前日比9.65%高、ネオ(NEO)は1958円前日比25.2%で推移しています。
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