COIN TOKYO

  • 2019/06/27
  • 2019/06/27
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

機関向けの規制された取引プラットフォームで現物ビットコイン(BTC)の取引高が急増中

このエントリーをはてなブックマークに追加
現物ビットコイン(BTC)の取引高が機関向けの規制された取引プラットフォームで急増中-ビットコイン(BTC)ニュース
英国を拠点とする金融機関向けの取引プラットフォームLMAX Digitalによると、6月22日に1日で6億5000万ドルもの出来高を記録したという。The Blockが伝えた。

アルトコインからビットコイン、規制された取引所へシフト

これは同社が5月12日に記録した、1日当たりの現物取引高4億ドルを更新しています。6月4日付けのProfit&Lossによると、LMAX Digitalは、5月の取引量が50億ドルに達して過去最高を記録した事を発表していました。LMAX Digitalの責任者ジェナ・ライト氏は、次のように述べています。

「機関投資家の顧客がアルトコインからビットコインに切り替えた事で、過去一か月間にクオリティに顕著な変化があった。そして、当社のような信頼できる規制された取引所へと移っています。LMAX Digitalは現在、機関投資家の豊富なパイプラインを持っており、これまでにない需要に対処するためにロンドンとジブラルタルのオンボーディングチームを増やす必要があります。」

LMAX Digitalは、仮想通貨市場のボラティリティの復活が取引量の急増をもたらしたと分析しています。過去数ヶ月に渡って、プロプライエタリなトレーディング会社とアジアのブローカーが関心を高めてきました。LMAX Digitalの親会社LMAX Exchange Groupのデビット・メルセル(David Mercer)CEOは、次のように述べています。

「当社で見ている取引活動は、一般的なプラットフォームで見られるよりも大きいサイズで互いにリスクを交換したいと考える、より小規模で機動的な技術企業のものです。彼らは、待ち時間の短縮、効率的な価格発見、そして高い流動性を期待しています。...」

「我々は、仮想通貨が今後数十年で資本市場に革命をもたらすと確信しています。金融機関の需要の第3波はまだ本格的に始まっておらず、仮想通貨が世界の大手金融機関に受け入れられ、取引されるようになるには数年かかるかもしれない。」

昨年5月に開設したLMAX Digitalは、現在上位5つの仮想通貨を提供しています。サポートしている通貨は以下の通りです;

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)

LMAX Digitalはこれまでに世界中で190以上の機関投資家にサービスを提供してきました。その3分の2が米国とアジアに拠点を置いています。主な顧客タイプは、ファンド、投資銀行、企業、ブローカーおよび資産運用会社です。

LMAX Digitalは、ジブラルタル金融サービス委員会によって取引場およびカストディアンとして規制されています。

相対取引市場の需要増加

6月26日のThe Blockによると、相対取引会社ジェネシス・グローバル・トレーディングでも取引量が急増しているという。マイケル・モロ(Michael Moro)CEOは、「(25日時点)当社のボリュームは12か月前と比べて、2~3倍増加しています。」と語る。

同氏によると、顧客基盤は変わらずほとんどがヘッジファンドとファミリーオフィスです。しかし最近、私立大学の寄付基金からの関心が高まっているという。

米国の仮想通貨取引所コインベースの相対取引デスクは、大量の注文が殺到し、Theblockの取材に対応できないと述べた。「一日中かなり忙しい。」とデスク担当者は述べている。


関連記事

仮想通貨の最新情報をお届けします!

人気記事ランキングまとめ

もっと見る