COIN TOKYO

  • 2019/06/28
  • 2019/06/28
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

バイナンスがステーブルコイン「PAX」と提携、フィアットとの直接交換ゲートウェイを構築へ

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世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)とステーブルコイン発行者の(PAXOS)パクソスが提供を発表しました。フィアットとステーブルコイン「パクソススタンダード(PAX)」の直接交換を請け負う「入金ゲートウェイ」を共同で構築します。

フィアットとステーブルコインの交換ゲートウェイ

パクソスによると、新しいゲートウェイにより、顧客は「手数料ゼロ、最低・最高額制限なし、即時処理」で、米ドルの価値にペッグされたステーブルコイン「PAX」を購入・償還することができる。

パクソスのチャールズ・カスカリラCEOは、「PAX to Binanceの導入により、トレーダーは流動性プールの深さと価格発見からさらに利益を得ることができると確信している。」と述べています。バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは、ゲートウェイを設置することで、トレーダーがPAX取引ペアの流動性から利益を得て、フィアットと仮想通貨の間を「より簡単に」移動できるようになると述べる

データサイトstablecoinindexによると、パクソススタンダード(PAX)の時価総額は約3億5000万ドル、最大のシェアを占める「テザー(USDT)」のおよそ1割です。テザー(USDT)は市場への資金流入経路として確立されており、相対取引市場など流通網も整備されている。PAXのような新たなステーブルコインの流通経路が拡大する事で、市場の成長に寄与するかもしれません。

stablecoinindex.com/marketcap

最近、米国のビットコインATMオペレーターCoinsourceは、今年の夏にステーンブルコイン「Dai」を自社のマシンで利用できるようにするため、Maker Foundationとの提携を発表しました。

Coinsourceは、米国の29州およびコロンビア特別区にある230台のマシンすべてをアップデートして、顧客がステーブルコインDaiを購入、販売、および保管できるようにします。

MakerDAOプロジェクトの「Dai」トークンは、イーサリアム(ETH)、仮想資産のバスケット、その他担保付債務ポジションの自動安定メカニズムにより、米ドルに対して1:1価値が維持されたステーブルコインです。

現在、イーサリアム(ETH)の約2パーセント(3億4000万ドル以上に相当)が、MakerDAOのスマートコントラクトにロックされており、Daiの発行量は87,365,415枚、時価総額は約94億円です。


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