仮想通貨WAVESはトークン発行用のプラットフォームで、開発者が独自の機能を持ったトークンを発行しやすいので注目されています。また、Wavesが運営しているDEX(分散型取引所)では基軸通貨としても利用できるので利用価値があるといえるでしょう。
今回はそんな仮想通貨WAVESについて詳しくチェックしていきます。将来性やチャートの動きなどを見ていくので必見です!
WAVESはもともと仮想通貨ネクスト(NXT)から派生したトークンです。ネクストはビットコインのデメリットを改善しつつさまざまな機能を搭載したものです。
一例として、ネクストには次のような特徴があります。
・トークン発行機能
・投票機能
・メッセージ送受信機能
また、スケーラビリティ問題の解決や51%攻撃に対する防衛策としてコンセンサスアルゴリズムにProof of Stake(PoS)を採用しています。
仮想通貨WAVESはそんなネクスト(NXT)から派生した仮想通貨なので、トークン発行機能などがさらに強化されており将来性に期待できるといえるでしょう。
WAVESでは「WAVES WALLET」という独自ウォレットを提供しており、ここにはDEX(分散型取引所)の機能が搭載されています。そのため、ウォレットから直接DEXを介してトークンのトレードができ、利便性が高いといえるでしょう。
DEXは利便性だけでなくセキュリティ性能にも優れるので、クラッキングなどが相次ぐ仮想通貨業界において今後さらに注目されるようになるかもしれません。
なお、WAVESのDEXで基軸通貨として使えるトークンは以下の通りです。
このようにWAVESのDEXでは仮想通貨のみならず一部の法定通貨も基軸通貨として利用できます。そのため利便性が高く、知名度が上がれば利用者も増えることが予想できるでしょう。
仮想通貨WAVESはさまざまな取引所に上場されていますが、一部の取引所は取引量が少ないので注意が必要です。2019年6月時点でWAVESをトレードする場合、特にオススメの取引所は以下の通りです。
・Binance
・Bittrex
この2つの取引所については後述するので、しっかりチェックしておくことをオススメします。
2019年6月時点でWAVESは日本国内の取引所には上場されていません。そのため、トレードする場合は国外にある取引所を利用しなければなりません。
国外の取引所を利用する場合は基本的に日本円を利用してトレードすることはできないため、あらかじめビットコインやイーサリアムを購入して利用する取引所に送付しておきましょう。
WAVESをトレードする際に最もオススメの取引所はBiannceです。BinanceでトレードできるWAVES関連の通貨ペアで最も取引量が多いのは「WAVES/BTC」なので、トレードする際にはこの通貨ペアがオススメです。
なお、WAVES/BNBの取引量はWAVES/BTCの3%程度しかないので注意してください。
Bittrexはアメリカにある取引所で、上場されているアルトコインの種類が多いのが特徴です。
WAVES関連の通貨ペアはWAVES/BTCとWAVES/ETHの2種類で、取引量が多いのはWABES/BTCです。とはいえ、前述のBinanceより取引量が少ないので注意してください。
Bittrexはすでに利用している人にとってオススメの取引所といえるでしょう。
次に独自ウォレットである「Waves Wallet」の使い方を見ていきましょう。
なお、Waves WalletはWAVESだけでなくWAVES上で発行されたトークンもあわせて保管できるのでしっかりチェックしておきましょう。
Waves WalletはPC(Windows、Mac、Linux)で使うデスクトップウォレットの他にスマホで利用するモバイルウォレットもリリースしています。
モバイルウォレットはAndroid、iOSの両方に対応しているので幅広いスマホで使えるでしょう。ウォレットのダウンロードは以下から行ってください。
Waves Walletの登録はアプリをダウンロードして起動し、その後は画面に表示される指示に従って手続きするだけで完了します。
ここで重要なのが「WALLET SEED」のバックアップです。これを忘れるといざという時に復元できないので十分に注意してください。セキュリティ対策をしつつ複数の場所にバックアップするのがいいでしょう。
ウォレットにログインする方法は上記の通りとてもシンプルです。パスワードを忘れるとログインできなくなるので絶対に忘れないようにしましょう。
ウォレットの使い方は次の通りです。必要な時にちゃんと使えるようにしっかり覚えておきましょう。
このようにウォレットさえ準備しておけば簡単にトークンを発行することができます。また、発行時に支払う手数料は1 WAVESなのでコストもほぼかからないといえるでしょう。
誰でも簡単にトークンを発行できるというのは大きなメリットで、ICOなどに活用されるようになるかもしれません。2019年6月時点では知名度が低いのであまり活用されていませんが、今後もっと知られるようになれば使われるかもしれません。
ウォレットに搭載されているDEXを利用すれば上記の手順でトークンのトレードをすることができます。
WAVESのプラットフォームで発行されているトークンはもちろん、ビットコインなどの主要な仮想通貨と交換することもできるので、ぜひ活用してみてください。
Waves Walletを利用してWAVESをリースする手順は上記の通りです。なお、リーシングの詳細については後述するので、そちらもあわせてチェックしてみてください。
ここでは仮想通貨WAVESの将来性をチェックしていきます。さまざまな機能を搭載しているので、将来有望だと感じている人も多いかもしれません。
ここで詳しくチェックするので、ぜひ参考にしてください。
WAVESで最も重要な機能の1つは「新規トークンの発行機能」です。前述の通り、簡単な操作と安価な手数料で誰でもトークンを発行できるので、ICOなどに役立てられるでしょう。
実際にWAVESのプラットフォームを利用して独自トークンを発行した例として、バーガーキングが発行した「ワッパーコイン」があります。
これはロシアのバーガーキングが発行したトークンで、ロシア国内でバーガーキングを利用した場合、購入金額1 RUBあたり1枚のトークンが付与されます。
2019年時点ではポイントカードのような位置づけのトークンですが、今後は仮想通貨の一種として注目されるようになるかもしれません。このように簡単にトークンを発行できるのがWAVESのメリットの1つといえるでしょう。
ビットコインなど、一部の仮想通貨はトランザクション処理能力が低くスケーラビリティ問題が発展する上での大きな支障になっています。しかし、WAVESは「WAVES NG」という技術を使うことによってトランザクション処理性能を100件/secまで引き上げています。
WAVES NGはブロックが生成される前にトランザクションの承認が行えるため、処理速度を上げることができます。ブロック単位ではなくトランザクション単位で処理を行うのが重要なポイントです。
WAVESのコンセンサスアルゴリズムにはLeased Proof of Stake(LPoS)が用いられています。
LPoSの特徴は次の通りです。
WAVESではLPoSを採用しているため、マイニングに参加するためにはWAVESをリースしている必要があります。
マイニングの流れを簡単にまとめると次の通りです。
基本的にリースしたWAVESの量に応じてマイニング報酬を受け取れるといえるでしょう。ただし、LPoSではマイニング報酬に加えて独自トークンが付与されることがあるのが特徴です。
見たことも聞いたこともないトークンが付与されることもあるので、取引所でトレードするのもいいかもしれません。
ここではWAVESのチャートからこれまでの動きの振り返りと今後の予想をしていきます。これからWAVESを購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
こちらはWAVES/BTCの週足チャートです。このチャートを見ると、1 WAVES = 0.0001 BTC付近で複数回跳ね返されており、ここにサポートラインが形成されていると考えることができるでしょう。
201年12月に一時急騰し、1 WAVES = 0.0012 BTC程度の値をつけた後は下降トレンドに転換し、2019年7月時点で再びこのラインに近づいています。
今後の価格を予想するために前述の週足チャートとあわせて日足チャートも見ていきましょう。
日足チャートでも2017年7月2日時点の価格はサポートライン付近にあることがわかります。また、ボリンジャーバンドの-2σライン付近になるので全体として安値で推移しているといえるでしょう。
そのため、今後は反発して上昇トレンドに転換する可能性があります。1 WAVES = 0.00017 BTCあたりをエントリーのタイミングと見ることができるかもしれません。
もし上昇トレンドに転換した場合はどこまで上昇するのかに注目していきましょう。トレンドラインをブレイクするかどうかをしっかりチェックしておくのがオススメです。
最後に仮想通貨WAVESに関して気になるニュースをいくつかピックアップしてみていきましょう。
2019年4月からWAVESのサイドプロジェクトであるVostokで使われるトークン「VOK」のエアドロップが行われました。
それに伴って価格が急騰し、上昇率は38%となりました。これに関する詳しい情報については以下の記事をチェックしてみてください。
ウェーブス(WAVES)が半日で38%急騰、VOKトークンのエアドロップの影響か
なお、Vostokのメインネットは2019年6月にリリースされ、その後はスマートコントラクト機能なども実装されています。
ウェーブス(WAVES)のプライベート版Vostok(VOK)がメインネットをローンチ
2019年5月に個人投資家として有名な与沢翼氏がWAVESを大量に購入したことで一時話題になりました。
なお、この大量購入によって与沢翼氏は発行されたWAVESの0.6%程度を保有しています。
この記事では仮想通貨WAVESの特徴や仕組み、チャートと値動きなどをチェックしていきました。WAVESはトークン発行機能が便利でトランザクション処理も早いというメリットがあります。
とはいえ2019年7月時点では知名度が低いのがデメリットになっているため、今後はどれだけ市場や開発者からの注目が集まるかが重要だといえるでしょう。
将来有望な仮想通貨の1つなので、しっかり注目していきましょう!
20代男性、都内有名大学卒業後、貿易会社を経て独立。前職中に暗号通貨にハマる。現在はweb関連事業を行う傍ら、仮想通貨やFXトレードも兼業。好きなものはガジェット、ゲーム、自転車。暗号通貨や相場のことを分かりやすく説明することを得意とする。
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