27日、スイスの非営利団体Web3財団(W3F)社は、目標評価額12億ドル(約1320億円)で50万枚のDOTトークン(総供給量の5%)の販売を終了したと述べた。しかし、同社は正確な調達額を明かしていません。セールに参加したファンドは、Longhash Incubator、ChainX、Innogy Corporate Venture等が挙げられている。
DOTのトークンセールを管理するW3Fは、大量購入を希望する投資家や、そのプロトコルを基にしたプロジェクトチームに対して、ディスカウント価格で売却したとも伝えられています。例えば、DAO(分散型自律組織)の管理プラットフォームであるAragonOneは、DOTを購入したと発表しました。彼らは独自のブロックチェーン(Aragon Chain)をPolkadotネットワーク上に起動しようとしています。
実際の評価額について様々な憶測が飛び交っている。Coindeskは以前、3つの中国系ファンドが、Polkadotプロジェクトを10億ドル以下の評価額で値踏みしていると報じた。中国系ファンドの購入量もまた不明ですが、Coindeskは他の投資家が満額支払ったとしても、調達額は目標を下回ったものと見ている。
しかし、プロジェクトに近しい関係者によると、ディスカウント価格でトークンを購入した投資家は、賃借対照表にフルバリュー(定価)で記録するかもしれない。議論は尽きない。
いずれにせよ、ギャビン・ウッド氏は資金調達の結果に満足していると述べています。
「ポルカドットに多くの関心がある事に驚いた。新しいものを模索するプロジェクトに対する計り知れない飢餓を感じた。調達の成功により、W3Fチームがこれらのリソースを有効に活用し、PolkadotとWeb 3.0エコシステムの両方をサポートすることを期待しています。」
プレースホルダーのパートナーであるクリス・バーニスク(Chris Burniske)氏は、木曜日の声明で以下のように述べた。
「Polkadotは仮想通貨における実験と創造の新たなフロンティアである。Polkadotは、堅牢な内部エコシステムを開発するだけでなく、仮想通貨市場全体の基盤ネットワークとなることを期待しています。」
Polkadotは、2017年10月に最初にプライベートセールをした結果、1DOTあたり平均28.8ドルで、500万枚のDOT(総供給量の半分)が販売され、1億4500万ドルを調達しました。主にアジアの流通市場で配布されました。
Polkadotは、分散型インターネットの構築を目的とした、スイスに拠点を置くWeb3 Foundation(W3F)の最初のプロジェクトです。Polkadotは異なるブロックチェーン間のクロスチェーンメッセージングを容易にし、相互運用性とスケーラビリティを可能にします。Rustコーディング言語で書かれた最初のクライアントは、第3四半期に発売される予定です。
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