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  • 2019/06/28
  • 2019/06/28
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

バイナンスがフェイスブックの仮想通貨Libraの検証ノードに立候補する可能性ーCryptoPotato

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先週、フェイスブックは独自ブロックチェーン技術について発表し、ウェブサイトを立ち上げて仮想通貨Libra(リーブラ)のホワイトペーパーを公開しました。ネットワークは開設時に合計100のノードに管理される予定で、既に決定している28の運用企業名が明かされました。

Libraの検証ノード:

Libraは、「許可型のコンソーシアム・チェーン」としてスタートし、5年を目途に「非許可型」への移行を目指します。これは、バリデータノートとして許可されたエンティティのみが参加できます。当初、Libraの合意形成は、トランザクションを検証し、ネットワーク上でノードを運営する許可された28のバリデータノートに実行されます。

検証ノードとして機能する企業は、初期投資として1000万ドル相当の「Libra Investment Tokens」を発行する必要があり、年間費用は約28万ドルと試算されます。

バイナンスが検証ノードに立候補する可能性

イスラエルで開催された会議「FinTech Junction」で、海外メディアCryptoPotatoは、仮想通貨取引所バイナンスの最高戦略責任者(CSO)ジン・チャオ(Gin Chao)氏にインタビューしました。

チャオ氏はバイナンスが、Libraのバリデーター(検証者)ノードになることを確実に検討していると語りました。バイナンスが、Libraのネットワークノードになることを検討しているかどうかと聞かれ、彼は以下のように答えました。

「私たちはそれを間違いなく考えています。私たちは競争に参加したいのです。成功するか否かに関わらず、私たちは試みるだろう。」

チャオ氏はまた、Libraが仮想通貨エコシステム全体に与える影響について以下のように述べています;

「確実に良い事です。規模、リソース、そして影響力を持つ企業がフェイスブックに関与すると、彼らはブロックチェーンと仮想通貨の両方を検証します。Libraが信じられないほど成功するか否かにかかわらず、すでに十分良いことです。」

仮想通貨で価格設定

同氏はまた、フェイスブックが仮想通貨Libraについて、グローバルなアプローチを取っていると述べた;

「グローバルな視点を取るのは良いことです。米ドルと他の通貨のバスケットで裏付けられます。ステーブルコインに関して、彼らは哲学的に一部正しいと考えています。」

チャオ氏は、Libraが仮想通貨の実際のユースケースを提供することになるため、仮想通貨の採用に向けた最良の架け橋になると考えています。フェイスブックは、そのサービスと機能をLibraで価格設定する可能性があります。

仮想通貨両替サービスShapeShiftのエリック・ボーヒースCEOもまた、フェイスブックのステーブルコインの哲学を評価しました。Libraは、複数の法定通貨(USD, GBP, EUR, JPY等)の銀行預金や短期国債など、価格変動率の低い資産の集合体により裏付けられた安定性のある仮想通貨となります。

「Libraがドルと一対一で対応しているわけではないことに非常に興奮しています。その影響の1つとして、人々、特にアメリカ人は、ドルに対してもう少しパワフルなコインに慣れ始めるだろう。」

ボーヒース氏もまた、Libraがフェイスブックユーザーを、デジタル通貨に対してよりオープンにさせるだろうと述べました。Libraの使用は、新規ユーザーにとってビットコインの利用につながり、その価格変動(ボラティリティ)に慣れる手段になると期待されています。


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