COIN TOKYO

  • 2019/07/16
  • 2019/07/16
  • コイン東京編集部 新崎優太

Pundi XのNanna.Tanaka氏に独占インタビュー!ブロックチェーンスマートフォンや仮想通貨決済POSについて

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Pundi XのNanna.Tanaka氏にインタビュー
この度はPundi X日本代表のNanna.Tanaka氏にインタビューを行いました。Pundi Xのブロックチェーンスマートフォン「XPHONE」や、仮想通貨決済のPOS「XPOS」の日本での展望などについてお話頂きました。

―コイン東京
本日はよろしくお願いいたします。
まずはPundi Xのブロックチェーンスマートフォン「X PHONE」についてお話を伺いたいのですが、一般的な携帯電話との決定的な違いはどういった部分になるのでしょうか。


―Nannaさん
AndroidやiPhoneといった一般的な携帯電話と決定的に違う部分がある、というよりは今までの携帯にプラスαの機能があるという表現が正しいかもしれません。X PHONEは、今までの携帯で出来たことは基本的に全てできます。その上でブロックチェーンを用いたハイブリッドOSが活用されている形ですね。

ブロックチェーンOSは通常のOSからコンマ数秒で切り替えることが可能で、ブロックチェーンを用いたアプリ(DApps)の利用、通話、メール、新たに提供されるwebブラウザなどを利用することができます。

―コイン東京
ブロックチェーンOSに切り替えることにより、どんなメリットは生まれるのでしょうか。


―Nannaさん
携帯の基本となる機能である、通話、メール、SNSといったものがブロックチェーンを通じて発信することが可能となります。P2Pと暗号化で、「セキュリティ」「プライバシー」の面でメリットが生まれるのです。電話の場合は、電話番号を用いずノードを通じて連絡を取ることが出来るようになります。

電話局といった中央管理会社や中央サーバーといった中央集権型を介す必要がなくなり、完全に管理から解放された環境で連絡を取り合うことができるようになりますね。

―コイン東京
X PHONEは、今どのぐらい利用者さんがいらっしゃるのでしょうか。


―Nannaさん
現状、このスマートフォンはまだスタートしていないので、これからの話になるのですが、2019年Q3にオーダーを受け始め、年末までに世界に販売するという流れになるかと思います。

販売に関して国ごとのプランを立てているわけではなく、日本を含めてグローバルに展開していく予定です。

―コイン東京
ちなみにですが現在どのような人たちからニーズがありますか。


―Nannaさん
X PHONEの非中央集権という特徴に対して、中央集権制に反対する様々な団体や地域に興味を持って頂いています。そういった方たちは誰かの監視下のもとでやりとりをすることに問題を感じているので、死活的に必要になっていますね。

また、DAppsやブロックチェーンゲームといった分野、技術に対して興味を持っている方からも注目して頂いています。

ラインのやりとりを見られたくない芸能人、政府機関の間での機密情報のやりとりなど様々なニーズが生まれると思っています。

PundiXのブロックチェーンスマートフォン「XPHONE」について

―コイン東京
現在、ブロックチェーンスマートフォンは様々なプロジェクトが進出しようとしている状況だと思うのですが、他と比較してX PHONEの強み・特徴はどういった部分にあるのでしょうか。


―Nannaさん
今、世に出ているものはウォレット型と呼ばれていて、トークンをどう扱うのか、仮想通貨をどう管理するのか、紛失した時にどうするかといった、簡単に例えるとハードウェアウォレットの延長線上にあるものです。

X PHONEの場合はブロックチェーン自体を携帯に組み込んでいるので、根本的に他とは異なっています。現状は他プロジェクトさんとの競合は起こりえないのではないかと思います。

―コイン東京
ユーザーは代理店を通して注文をするという形になるのでしょうか。それともPundi Xさんの支店を通すという形になるのでしょうか。


―Nannaさん
ゆくゆくは代理店を通しての販売という形にしたいですね。現状はPundi Xからの直接配送という形になるのではないかなと思います。

―コイン東京
ありがとうございます。ちなみにですがX PHONEを今後世の中へ浸透させていく上で、ネックになるポイントはどんなところですか。


―Nannaさん
日本がグローバルに対応していないところがネックになると思います。例えば通信機関、法律機関、ライセンス機関など様々なところがありますが、やはりグローバルに対する臨機応変さに欠けている場合が多く、時間とお金だけがかかってしまうということになるかもしれませんね。

私は元々SEとして仕事をしていたのですが、エンジニアの世界でもその風潮は顕著でした。日本のエンジニアは新しい技術ではなくトラディショナルな古い技術を大事にするという傾向があります。

理由としては新しい技術を導入した時に起こる「予想外のハプニング」が恐いからです。なので、例え古くても、今のところ問題が起きていないシステムを優先させています。

そうしている間に、海外の前衛的な開発にどんどん差がつけられてしまうのです。

―コイン東京
日本の基盤の問題ということですね。ブロックチェーン界でも、そのようなところを問題視している人が多くいますよね。


―Nannaさん
ブロックチェーン業界もまだ課題は多いと思います。先ほどの伝統的なエンジニアとしての姿勢もそうですが、ブロックチェーン業界を占めている顧客層に偏りがあるという点も挙げられますね。

というのは、まだ仮想通貨・ブロックチェーンの顧客は2017年のビットコイン暴騰の時期で儲かったような人たちが多く、投機的なところに注目している人がほとんどです。ブロックチェーンという仕組み自体、多くの人に参加してもらう為に、マイニングに代表されるようなインセンティブを組み込み、エコシステムを形成するものですが、本当に注目すべきはそこではなくシステムの部分だと私は思っています。

この状況を打開するには、本当に人に求められるサービスが生まれる必要があると思います。「このサービスすごく面白いんだけど、ブロックチェーンという技術が使われているんだ」と、ブロックチェーンということを知らずとも使えるサービスです。もしくはFacebookのLibraのように、誰もがしっている大手企業が参入してくるのも、一つの分かりやすいポイントですね。

PundiXのXPOSについて

―コイン東京
続いて、暗号通貨決済の端末「XPOS」についてお伺いしていきたいです。Pundi Xが発行するカードに暗号通貨をチャージして、それをXPOSという端末に通すことによって決済ができる、いわゆる「PASMO」「クレジットカード」に近いものですが、日本国内の使用は問題ないのでしょうか。


―Nannaさん
はい、日本国内で使うことに問題はないと話を頂いております。ただし、決済をした後にどうするかという部分の課題があり、解決するためのパートナーを募集している状態です。つまり、この決済機能をどこまで便利にすることができるかというのが課題ですね。例えば日本なら決済した仮想通貨を直接取引所へ送金できる機能などを追加できればいいですね。

―コイン東京
それはとても便利ですね。決済できる暗号通貨は増やしていく予定でしょうか。


―Nannaさん
ビットコインやイーサリアム、ネムなどは最初から組み込まれており、プラスαでパートナーとなって頂けるプロジェクトさんをリスティングするという形になります。

このサービスを開始するにあたって特にコンプライアンスを意識しており、暗号通貨に対する国ごとの規制にしっかりと対応できるよう意識しています。

仮想通貨とブロックチェーンをより身近に感じて、より簡単に使ってもらうというのが大きな目的ですね。

―コイン東京
ちなみにですが、お店側はいくらぐらいでXPOSを導入できるのでしょうか。


―Nannaさん
1台5万円前後で調整しています。ちなみにですが手数料も1%以下で進めています。

―コイン東京
ありがとうございます。それでは次が最後の質問になるのですが、Pundi Xさんの今後のビジョン、展望はどのようなものなのでしょうか。


―Nannaさん
世界的なビジョンからお話させて頂くと、XPOSやXPHONEの利用者を100万人規模まで拡大していきたいと考えています。

現在、自国の法定通貨に不安を抱えている南米でもっとも多く使われており、規模も拡大しています。台湾で行われたイベントには3万人以上の来場者もいらっしゃって、PundiXの知名度は徐々に世界的なものとなってきておりますので、この調子で世界のスタンダードとなれるよう活動を続けていきたいですね。

日本に向けたビジョンですが、個人的な考えとしては、XPHONEは100台以下の小規模で一旦テストを行い、フィードバックを頂いてから徐々に規模を拡大していきたいと考えています。XPOSに関しては提携先をどんどん進めたいです。

―コイン東京
本日はありがとうございました。

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