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  • 2019/07/16
  • 2019/07/16
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米SECがフェイスブックの仮想通貨Libraの規制監督を検討、ETFに該当する可能性から

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SECがLIbra(リブラ)の規制監督を検討
米国のSEC(証券取引委員会)は、フェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)の計画を管轄下に置くことを検討している。ウォールストリートジャーナルが伝えた。

この問題に精通している人々によると、SECのスタッフは、Libraの構造が事実上の「ETF(上場投資信託)」になる可能性を調査しています。SECは、Libraの設計がETFと判断した場合、フェイスブックにとって、プロジェクトを開始する前に規制当局からの承認が必要となります。

フェイスブックの仮想通貨Libraが米SECの管轄に?

フェイスブックは、FRB(連邦準備制度理事会)のような規制当局と協議を重ねている。フェイスブックのブロックチェーン子会社CalibraのDavid Marcus(デービッド・マーカス)CEOは、16、17日に上院・下院それぞれの公聴会に参席します。

元財務省高官であり、規制遵守についてフィンテック企業に助言するJonah Crane氏は、次のように述べています

「フェイスブックは、ユーザー、ウォレット、開発者間のマネーフローを検討した際に、規制上のメカニズムの影響を考えていなかったようだ。Libraの構造上、SECが調査しているような問題を提起するのは当然のことです。」

フェイスブックとSECの広報担当者は共にコメントを控えた。一方、米議会は、フェイスブックがマネーロンダリングを防ぐ方法や、PayPalを含むプロジェクトの初期投資家がどの程度制御するのかなど、Libraの技術的側面について十分な詳細を提供するよう要求した。

匿名の情報提供者によるとフェイスブックは、6月27日を含む最近の週に、財務省や他の規制当局と会議を重ねてきた。会議には、米国財務省のテロリズム・金融犯罪・情報分析担当次官(TFI)であるSigal Mandelker氏や、SEC、およびFDIC連邦預金保険の役人が出席したとされている。

以前、投資プラットフォームeToroのシニアマーケットアナリスト、マティ・グリーンスパン氏も、フェイスブックの仮想通貨Libraは、「資産担保型のETF」のようだと指摘していた。「仮想通貨Libraプロジェクト」の内部統治を担うと説明されているコンソーシアムが、利回りの受け取りと裏付け資金管理の二重の役割に従事する構造だと述べた。


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