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  • 2019/07/31
  • 2019/07/31
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

フィリピンのユニオンバンクがステーブルコインPHXを発行、3銀行間で最初の取引に成功

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フィリピンのユニオンバンク(UnionBank)が、独自のテーブルコインPHXを発行して、フィリピンの銀行間で最初のブロックチェーン取引を処理しました。取引は支払システム「i2i」で処理され、3つの現地銀行間でPHXを使用した購入、送金、償還取引および国内送金を実行されました。フィリピンメディアPhilStar Globalが26日に伝えました。

3銀行間でテーブルコインPHXの取引に成功

ステーブルコインPHXは、ユニオンバンクが保有するフィリピンペソ(1 UPHP = 1 Php)に裏付けされます。ユニオンバンクのシニアバイスプレジデントのArvie de Vera氏は、PHX取引が上場銀行と地方銀行を結ぶi2iプラットフォーム上で実施されたと述べました。

「PHXは安定した価値の保存であり、交換媒体であり、自己実行ロジックを備えたプログラム可能なトークンです。」

i2iネットワーク上で、ルソン島のSummit Rural Bank、ビサヤ諸島のProgressive Bank、ミンダナオ島のCantilan Bank間で、ライブトランザクションが成功しました。3銀行はそれぞれ、PHXを使用した購入、送金、償還取引および国内送金を行いました。

スタート時に、PHXはすべてのi2iネットワーク参加者が利用可能で、預金額のデビット払いで購入可能です。さらに今後、参加者はPHXをペソに交換したり、資金をUnionBank口座に入金できるようになります。

ステーブルコインはConsenSys(コンセンシス)社のプラットフォームKaleidoで構築された「i2i」を通して管理されます。i2iは、ブロックチェーン技術によって地元銀行を接続するユニオンバンクの決済システムです。

将来的に、ユニオンバンクはPHXとi2iをフィリピン国内外のウォレットやプラットフォームと相互運用可能にする計画です。

1968年に設立されたユニオンバンクは、管理資産(1兆2476億円)で国内9位にランクする銀行です。今年2月にユニオンバンクは最初の仮想通貨ATMを設置しました。5月にユニオンバンクのエドウィン・バティスタCEOは、ステーブルコイン発行で国の中央銀行BSPの承認を得た事を発表していました


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