COIN TOKYO

  • 2019/08/14
  • 2019/08/14
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米、対中追加関税の発動延期で人民元が反発、ビットコインは急落

このエントリーをはてなブックマークに追加
対中追加関税の発動延期で人民元が反発、ビットコインは急落-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
13日、ドナルド・トランプ米政権は、中国からの輸入品に対し9月1日に発動予定だった追加関税について12月15日まで延期すると発表した。WSJによると、米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表とムニューシン財務長官が、中国の劉鶴副首相(経済担当)と貿易交渉について電話で話し合った。

トランプ氏は記者団に、中国側が「合意を欲している」と語った。しかし中国商務省は、米国の提案により電話会議を行ったと述べており、両国が2週間後に再び電話会議を行うことで合意したと発表した。トランプ大統領による9月1日の関税発動の表明に対して「中国として厳しく抗議」したと述べた。

米中貿易戦争の進展に、外国為替、主要な株式、コモディティそしてビットコイン市場は反応しました。

人民元をトレースするビットコイン

最近、ビットコインは金融市場におけるマクロ勢力として、トレーダーに徐々に意識されている様です。少なくとも8月初旬、ビットコイン市場の価格変動は米ドルと中国人民元のパフォーマンスを密接に追跡しました。BTC / USDとUSD / CNYは同時に利益を示してきました。

USD/CNY,BTC/USD

8月1日にUSD / CNYペアは6.8821元から上昇すると同時に、BTC / USDは9,875ドル台で強い買い手が見つかりました。8月5日にUSD/ CNYは7.0513元の最高値に移動しました。BTC / USDは11,939ドルの高値に達しました。

13日に中国人民銀行(中央銀行)は、人民元取引「基準値」を1ドル=7.0326元に設定した。これに伴って同日のアジアセッション中にBTC/USDは11450ドルから11,232ドルに低下。

そして米国セッションの開始時(日本時間21時頃)に冒頭の電話会議のニュースを受けて、インターコンチネンタル取引所(ICE)の人民元は1ドル=7.04元へと低下。ビットコインは1BTC=10738ドルに急落しました。

プリミティブベンチャーズの創設パートナーDovey Wan氏は、8月のビットコイン市場への流入資本は、非中国側から来ていると推測していた。市場アナリストは米中貿易戦争の激化による逃避買いを見越したトレーダーの先走りを指摘した。


関連記事

仮想通貨の最新情報をお届けします!

関連キーワード

人気記事ランキングまとめ

もっと見る