コインベースはデジタル資産の安全な保管のためのソリューションとして、1年前に「Coinbase Custody」を開始しました。今年5月の会議「コンセンサス2019」で、ブライアン・アームストロングCEOはCoinbase Custodyが10億ドルの暗号資産を管理していると明かしました。
最新の取引はCoinbase Custodyにさらに86万BTCを追加し、保管資産を90億ドル以上に増加させます。
コインベースは、Xapoの機関暗号ビジネスを5,500万ドルで買収しました。Coinbase CustodyのCEOサム・マッキンベール氏は、取引所が将来的にレンディング事業を検討する可能性があると述べました。
「私たちは投資家が、彼らの資産から利益を得るのを助ける使命があります。ビットコインを貸し出し、利子を提供することは想像できます。」
2013年に設立されたXapoは、2018年5月時点に、世界中の150万以上の顧客の約100億ドル（約1兆円）相当のビットコイン（BTC)を保管していました。Xapo社のビットコイン保管用データセンター自体は、スイス軍秘密基地跡地に構築されています。
7月29日には、大規模な暗号クジラが142,323 BTCを移動させ、暗号コミュニティの間で騒動となりました。Three Arrows CapitalのSu Zhu CEOは、この取引がコインベースのXAPOの買収に関連している可能性が高いと指摘しました。
フォーチュンの記事によると、最新の取引により、Xapoの最大のクライアントの多くが暗号資産をCoinbaseに移すことに合意しており、合計514,000 BTCを移動させる予定です。
Xapoの創設者兼CEOであるWences Casares氏は以下のように述べています；
「コインベースを選択するにあたり、Institutional Custody Businessは、優れた保険、レンディング、および投資の代替手段を提供できる企業に渡ると確信しています。コインベースがこの機会を利用して、顧客のビジネス上の期待に応えると信じています。」
Whether institutions were going to adopt crypto or not was an open question about 12 months ago. I think it's safe to say we now know the answer. We're seeing $200-400M a week in new crypto deposits come in from institutional customers.
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) August 16, 2019
コインベースのアームストロングCEOは、以下のようにツイートしています。
「機関が暗号を採用するかどうかは、約12か月前には未解決の問題だった。しかし今は答えがわかったと言っても過言ではない。機関投資家から週に2億から4億ドルの新しい暗号資産の入金を確認しています。」
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