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  • 2019/09/10
  • 2019/09/10
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

アルトコインのチャートの注目すべき動き-今後のポイントを解説

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アルトコインのチャート分析-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
アルトコイン価格チャートは7月末より下落を続けています。そのためアルトコイン相場について様々な推測がありますが、今回はビットコインとの関りも含め、アルトコインの一部通貨とアルトコイン全体いついてのチャートを分析します。

アルトコインチャートはトレンドの変換を示唆

現在ビットコインドミナンス(市場占有率)は、2017年以来となる70%を超える水準となっており、

アルトコインは地合いの悪い相場が続いていますが、アルトコインのドミナンスを示すチャートではトレンドの変換を示唆しており、これは今後のアルトコインの価格上昇に繋がる初動の動きとも捉えられます。

多くのアルトコインを扱う大手取引所「Binance」は、米国ユーザー向けのサービスのローンチを間も無くに控えており、今後Binanceに多額の資金が流入することがアルトコインの価格回復に繋がるとの見解も多く、今後の展開に注目が集まります。

今回はBinanceに関係する通貨の動きと、ビットコイン・アルトコインそれぞれのドミナンスの動きに注目し、解説していきます。

Binanceのマージン(証拠金)取引にネオ(NEO)とモネロ(XMR)が追加!価格に影響は?

先日Binanceが自社のマージン(証拠金)取引プラットフォームに、ネオ(NEO)とモネロ(XMR)を追加したことを発表しました。

モネロ(XMR)は仮想通貨時価総額で10位(2019/9/10現在)に位置しているメジャーなアルトコインであり、匿名通貨の代表格でもあります。

アルトコインチャート分析①

今回の発表を受けモネロ(XMR)は大幅に価格を上昇させています。

発表から1週間ほど価格上昇が続きましたが、7月から8月にかけてサポートとして意識されてきた価格帯(78USDT付近、オレンジボックスライン)がレジサポ転換となり、上値を阻んでいます。

6月から続く下降トレンドライン(赤)も上値を阻む要因となると考えられ、今後まずはトレンドラインの突破を図りたいところです。

「Binance US」は今後数週間以内にローンチ 気になるBNBの動きは?

大手仮想通貨取引所であるBinanceは、今後数週間以内に米国ユーザー向けへのプラットフォーム「Binance US」をローンチすると発表しています。

Binanceの独自トークンであるバイナンスコイン(BNB)は、6月に今年最高値をつけてから下落トレンドが続いていますが、今後Binance USのローンチが価格に影響を及ぼす可能性は十分考えられるでしょう。

アルトコインチャート分析②

8月末の暴落によって今年2月以来となる日足200EMAを下回ったバイナンスコイン(BNB)。

現在は昨年の底値と今年の高値を結んだフィボナッチ0.5ライン付近での価格推移となっており、ちょうど半値戻しの水準となっています。

この価格帯からの強い上昇も考えられますが、日足水準での下降ウェッジ形成も注目しておきたいポイントでしょう。

以前からBinance USのローンチは世間に発表されていることであり、現在の価格はこれを織り込んだ価格だとすれば、今後ローンチにあたって価格が上昇しないと一旦の事実売りが入る可能性があります。

そうなった場合、ウェッジ下限もしくはフィボナッチ0.382ラインは反発ポイントとして注目しておきましょう。

アルトコインドミナンスは強気の乖離が発生 一旦のトレンド変換となるか?

市場占有率を示すビットコインドミナンスは、先月に2017年以来の水準となる70%を超えてきており、現在市場の資金がビットコイン(BTC)に集中していることを示唆しています。

ビットコインドミナンスの動きは、今後のアルトコインの価格に大きく影響してくると考えられるので注視しておきたい指標です。

アルトコインチャート分析③

トレンドラインにサポートされながら強力なトレンドを見せつけていましたが、8日にトレンドラインを下抜けしている為、今後一時的にビットコイン(BTC)から資金が抜ける可能性があります。

ビットコイン(BTC)は現在日足水準でのディセンディング・トライアングルを形成しており、ドミナンスの低下とともにトライアングルを下に抜ける動きとなるのか注目しておきましょう。


一方アルトコインのドミナンスを示すチャートでは、3日足水準での強気な乖離(ブリッシュ・ダイバージェンス)が発生しており、こちらも注目しておきたいポイントです。

アルトコインチャート分析-6

今後この指標が示唆する通りアルトコインドミナンスの下落トレンドが反転するならば、アルトコインに資金が流入し一時的にアルトコインの価格上昇に期待が持てるでしょう。

しかし2017年のバブルのように多くのアルトコインが価格上昇するというのは考えづらく、ある程度実需のあるコインへの流入になると考えられ、アルトのターンになった際のそれぞれの動きにも注目です。

今後まだまだビットコイン(BTC)集中相場は続くのか、それともチャートが示唆している展開(アルトコインのターン)となるのか、はたまた不安定な世界情勢に影響され資金が流入・流出する展開となるのか、今後の動向が非常に気になるところです。

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