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  • 2019/09/15
  • 2019/09/15
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イーサリアム(ETH)の送金手数料(ガス)が過去最高に、ERC20版テザーの使用量が増加傾向

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イーサリアム(ETH)の送金手数料(ガス)が過去最高に、ERC20版テザーの使用量が増加-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
イーサリアム(ETH)のトランザクション数が急激に増加しており、容量を圧迫して送金手数料(ガス)を引き上げています。Placeholderのパートナーであるクリス・バーニスク氏は、イーサリアムのガスが過去最大に増加していると指摘しました。

ERC20版テザーの使用量が増加傾向

「これは、ワールド・コンピューターとしてのイーサリアムの需要が過去最高水準にあると、読み取ることができます。(現在使用されているイーサリアムの1日あたりの総ガス量(青線)は、14日間移動平均に基づいて最高に達しています。)」

バーニスク氏が指摘したように、イーサリアムは多くのユースケースを見つけています。最近では、スペインのサンタンデール銀行が、最初のトークン化された債券(2000万ドル)を起債しました。

イーサリアム(ETH)ガス使用量
ソース:ETH Gas Stand

データサイトETHガス・スタンドによると、過去30日間にテザー(USDT)のイーサリアムERC20版(USDT-ETH)がマイナーに支払った手数料は約466,000ドル。8月末時点にこの数字は約278,000ドルでした。テザーのイーサリアムネットワークへの影響力の増大を示しています。

今年に入って主要な仮想通貨取引所BinanceやOKEx、Huobiなどが導入したため、USDT-ETHのトランザクション数は急激に増加しました。

Tether社によると、テザー(USDT)の発行済みのトータル資産は42.1億ドル。そのうちERC20ベースの「USDT-ETH」は19.5億ドルを占めています。8月30日時点にUSDT-ETHは、15.5億ドルでした。

現在、主要な仮想通貨マイニング企業Spark PoolやF2Poolは、現在のイーサリアムネットワークの混雑を考慮して、ガス・リミットを現行の800万から1,000万Gasに引き上げるテスト、及び投票を開始しています。

イーサリアムのガスは、入札形式のオークションシステムを採用しています。ガス・リミットを引き上げると、さらなる手数料高騰が予想され、ユーザビリティへの影響が懸念されます。


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