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  • 2019/09/20
  • 2019/09/20
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

スイスのArab Bank、富裕層向けにビットコインとイーサリアムのカストディサービスを開始

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スイスのArab Bank、富裕層向けにビットコインとイーサリアムのカストディサービスを開始
19日、アラブ銀行スイス(Arab-Bank-Switzerland)は、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)のカストディおよび仲介サービスを、限られたクライアント、特に富裕層に提供していることを明らかにしました。取り組みはブロックチェーンテクノロジー企業トーラス(Taurus Group)との提携で実現します。

銀行がBTCとETHのカストディサービス

アラブ銀行スイスは、ヨルダンに本社を置くアラブ銀行グループのスイスブランチです。スイスの顧客は、ビットコインとイーサリアムの購入と保有をシームレスに開始できるようになります。アラブ銀行スイスのセルジュ・ロビンCEOは以下のように述べています。

「私たちはブロックチェーンが金融業界を進化させると確信しており、安全で規制された環境で顧客にデジタル資産サービスを提供する最初の銀行になりたいと考えています。」

富裕層顧客がデジタル資産を管理できるように、銀行はスイスのフィンテックTaurus Groupと協力します。デジタル資産サービスに関する運用ポリシーとプロセスも、Taurus Groupの支援を受けて作成されました。

スイスのアラブ銀行の富裕層顧客は、バランスシートに新しい形の金融商品を取り入れることができます。

機関投資家や個人投資家に市場の開放を試みる複数の企業が集まるスイスでは、仮想通貨のバンキング分野も充実しつつあります。昨年12月にスイスの監視機関である金融市場監督局(FINMA)は、新たに「フィンテック・ライセンス」のガイドラインを公表しました。

ライセンスを取得するスタートアップは、最大1億ドル(約1億スイスフラン)の「パブリック預金」を受け入れる事ができるようになりました。同月、ガスプロムバンクのスイス部門は、暗号資産カストディと取引サービスを開設する計画を発表しました。

今年1月にスイスのプライベートバンクVontobel(ボントベル)は、カストディサービスを開始する準備が整っている事を公表しました。Vontobeは2016年以来、仮想通貨関連の投資商品を提供していました。

先月、FINMAは、仮想通貨にフォーカスした2つの銀行Seba Crypto AGとSygnumに銀行・証券ディーラーのライセンスを付与しました。


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