COIN TOKYO

  • 2019/06/13
  • 2019/09/24
  • コイン東京編集部 アナリスト(仮想通貨、金融) 千石先生

IEOトークンのMATICは17倍に急騰! 注目されるバイナンスに上場するIEOトークンをわかりやすく解説

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ビットコインが100万円に迫るまで急騰して暗号資産が再び注目される中、ビットコイン以上に注目を集めるのがIEOトークンです。中でも、世界最大規模の取引所バイナンスに上場したIEOトークンはすべて上昇。仮想通貨投資家の注目を集めています。

IEOトークンとしてバイナンス上場第1号のBitTorrent(BTT)は15.5倍まで急騰、そしてMatic Network(MATIC)は17.1倍まで急騰し、30万円台から100万円位迫るまでに急騰したビットコイン(BTC)を楽々と超える上昇率となりました。
では、IEOトークンが今盛り上がりを見せている背景、それぞれのIEOトークンが急騰した背景とともに、まだIEOトークンは狙い目なのかを見ていきましょう。

IEOが注目を集めるのはICOよりも信頼性が高いから

バイナンスで急騰したIEOトークンについて説明する前に、IEOトークンが投資家から注目を集めている理由を簡単にご説明します。

IEOとICOの違いをまとめました。

IEOの優位性が一目瞭然です。IEOトークンが高い注目を集める理由ですので、頭の片隅に入れて頂ければと思います。

バイナンスに上場したIEOトークンはすべて急騰!最大17.1倍まで急騰も!

では次に、バイナンスに上場して急騰したIEOトークンの実例を見ていきましょう。


BitTorrent(BTT)はバイナンスに上場するIEOトークン第1号ということで、大きな注目を集めていました。それを表すように上場直後には発行価格の約3倍まで上昇するとその後も買いが強まり、上場からわずか6日後の2月5日には早くも発行価格の10倍まで急騰しました。

しかし、当時はまだビットコインが30万円台で低迷していたこともあり、BTTは10倍まで急騰した時点で利益確定売りが増加して、いったんは天井をつけました。4月に入りビットコインが急騰を開始し50万円台まで上昇しましたが、この段階ではまだBTTの価格は低迷していました。

その後もビットコインの上昇は続き、5月中旬には90万円に迫るまでに急騰しましたが、ビットコインドミナンス(※)が天井の目安として意識される60%に接近したところから、アルトコインに資金が向かい始めます。BTTもこの流れに乗って買われ始め、5月20日には2月5日の高値を抜きました。

さらにバイナンスCEOであるCZ氏によるツイッターでの発言が追い風となり、さらに高値を更新。その内容とは、バイナンスに上場したIEOトークンすべてが急騰したというもの。フォロワー数37万人を持つCZ氏の影響力の大きさを示すように買われ、5月28日には最高値0.001861ドルをつけて、発行価格から15.5倍の急騰を遂げました。


Matic Network(MATIC)は上場直後に発行価格の2倍まで上昇したものの、BitTorrent(BTT)と比較すると静かなスタートでした。

数倍の急騰を期待した投資家が多かった影響か、上場してからしばらくは目立った利益確定売りは見られず、出来高も低水準のまま横ばいの価格推移が続きました。

しかし、流れを変えたのがMATIC公式アカウントによるツイートでした。

MATICのPlasma+Posサイドチェーンネットワークとdecentralandのエコシステムが統合するという内容で、このツイートが注目を集め、価格は上昇に転じました。

ツイート当日の5月16日には発行価格の4.5倍となる0.01197ドルまで上昇。その後も買いの勢いはとどまることなく上昇を続け、5月21日には発行価格から17.1倍の0.024783ドルまで買われました。


既にバイナンスに上場していた4つのIEOトークンすべてが急騰したことで、Harmony(ONE)への注目度も高まっていました。下馬評通りに上場初日の6月1日には高値0.028421ドルまで急騰し、発行価格から8.9倍の急騰を遂げました。

しかし、上場初日の6月1日に早くも8.9倍まで急激な上昇を見せたこともあり、利益確定売りが強まり価格水準を切り下げます。チャートでも上場直後の出来高急増が見てとれますが、6月2日にかけては出来高が高水準で推移し、売り圧力が強い状態が続きました。

6月3日以降は出来高減少が示すように売りが出尽くし、価格は再度緩やかに上昇しますが、6月6日に発行価格から9.6倍となる0.030689ドルまで上昇するもここで天井をつけ、その後は横ばいの価格推移が続いています。

6月6日に高値をつけて以降は緩やかな下降トレンドに入っていますが、6月11日の0.023ドル水準は発行価格からはまだ7倍の水準。下落を狙った買いがまだ入りにくい一方で、利益確定の動きが続いており、緩やかな下降トレンドにつながっています。

IEOトークンの注目度はさらに増していく 大きなリターンを狙うならIEOトークンに注目すべき

IEOトークンへの注目度は今後さらに高まり、投資先としての魅力も上がっていくでしょう。

上述の通り、ICOと比較してのIEOへの信頼度の高さもさることながら、全てのIEOトークンが上昇しており、ビットコイン、あるいはイーサリアムやリップルなどの主要アルトコインと比較しても狙えるリターンは大きいです。

2019年6月11日時点ではMatic Network(MATIC)の17.1倍が最も高い上昇率ですが、この先さらに多くの投資家の注目を集めることで、20倍や30倍、またはそれ以上の急騰を見せるIEOトークンが現れることにも期待できるでしょう。


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