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  • 2019/09/24
  • 2019/09/24
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

SWIFT会長「暗号資産が金融業界に驚くべき変化を引き起こしている」

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SWIFT会長「暗号資産が金融業界に驚くべき変化を引き起こしている」-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
9月23日~26日にロンドンで開催中の会議「Sibos 2019」で、SWIFTのYawar Shah会長が暗号資産に関する発言をして注目を集めました。銀行間メッセージング大手SWIFTの会長は、暗号資産等の新たな技術が金融業界に驚くべき変化を引き起こしていると述べました。フェイスブックの計画中の仮想通貨Libra(リブラ)についても言及しています。

価値ある言及

Shah会長は、仮想通貨が金融業界の驚くべき変化を促進していると述べました;

「フェイスブックのLibraのような新規参入者や暗号資産のような技術の出現により、金融業界は驚くべき変化を遂げています。」

1973年設立のSWIFTは、銀行間の金融取引に関するメッセージの送受信を運用する企業です。同社は現在、200か国11,000以上の金融機関にメッセージングサービスを提供しています。SWIFTの送金システムGPIは現在450の銀行で使用されており、国際的な支払いの80パーセントを処理しています。1日の支払額は3,000億ドルを超えています。

SWIFTは、新たなフィンテックやブロックチェーン技術の出現により競争に晒されています。2018年8月にSWIFTは、ブロックチェーン技術を独自に導入した「GPIインスタント」を開発しており、これまでに数回のパイロットを成功させています。

以前、国際送金スタートアップRipple社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、SWIFTのテクノロジーが大きく改善されていないと指摘した。

「Rippleが実行しているのはSWIFTを引き継ぐことです。現在、SWIFTを使用してきた100以上の銀行が当社と契約しており、Rippleテクノロジーを使用し始めています。今日の銀行で使用されているテクノロジーは、SWIFTが数年前に開発したものです。それらは実際には進化しておらず、現在の市場で時代遅れな物になっています。」

Shah会長は特に、フェイスブックの仮想通貨Libraに言及した。世界最大のソーシャルメディアが計画している暗号通貨は、20億人以上のユーザーがピアツーピア方式で取引できるようにすることを目的としています。これにより、仲介者の必要が本質的になくなります。

フェイスブックのステーブルコインは世界各国の規制基準を満たす必要があるため、その実現性については未知数です。世界中の議員は、プロジェクトに非常に慎重に対処しています。

いずれにせよ、仮想通貨の認識がますます高まる中で、SWIFTでさえもそのメリットと卓越性を認識し始めている様です。


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