20日から価格を続落させていたビットコイン(BTC)は、24日には3ヶ月ぶりに9000ドルを割り込み懸念されていた日足水準でのディセンディング・トライアングルを下抜けする形となりました。
ビットコイン(BTC)は数ヶ月かけて保ち合いを形成しており、未決済のポジションが徐々に増えている状況であった為、保ち合いを下に抜けると同時に価格は大きく急落、ロングポジションのロスカットを巻き込み一時8000ドル付近にまで価格を暴落させました。
ビットコイン(BTC)からアルトコイン市場へ流入していた資金が再びビットコイン(BTC)に流入し、価格上昇に繋がるのではとの見方もあった今回の相場ですが、結果的に昨年11月を彷彿とさせる大暴落となりロングポジションを保有していたトレーダーにとっては耐え難い展開となっています。
大手仮想通貨取引所である「BitMEX」では、6億4,000万ドル(約700億円)のロングポジションの清算が確認されており、今回の暴落の凄まじさを物語っています。
ビットコインが一晩で1,000ドル以上急落、BitMEXでは6億4,000万ドルの強制清算も
ビットコイン(BTC)の日足チャートを見ると、今回の暴落によって今年4月以来となる日足200EMA下抜けとなり、今後はEMAがレジスタンスとして意識される可能性は高く、しばらく上値の重い展開が予想されます。
日足のRSIは昨年12月の水準にまで達しており、一時的に強めのリバウンドが起こる可能性も考えられますが、数日レンジ相場が続くようなら再びエネルギーを貯めた後続落する恐れも十分考えらるので注意しておきましょう。
今後更に価格を下落させていった場合、サポートラインとして注目すべきポイントは今年5月から6月にかけて強力なサポートとして機能されていた価格帯(7500ドル付近、青ボックスライン)でしょう。
昨年11月のパターンのようにこのまま続落していくのであれば、サポートゾーンである7500ドル付近まで下落さた時に日足のRSIは10〜15%付近に位置していると考えられ、その後の強い反発が期待できるシナリオが予想されます。
昨年の12月の底値と今年最高値を結んだフィボナッチラインを確認すると、現在おおよそ半値戻しの水準に位置していますが、今の所目立った反発の動きを見せれず弱気な展開が続いているビットコイン(BTC)。
日足水準の保ち合いを抜け、弱気相場への突入が懸念される仮想通貨市場の今後の展開に注目です。
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東海出身20代後半、相場師と経営者の一族に生まれ、相場のイロハは現役トレーダーのおじから手ほどきを受けたサラブレッド。専業トレーダーで勝ちを積む傍ら、相場の利益で飲食経営や通販事業なども副業で手掛ける。2017年はスキャルとアルトコイン、直近はメジャーコインのスイングなど地合いに応じた手法も臨機応変かつ基本重視。細身で優男風の見た目からは想像できないスポーツ万能で、陸上入賞経験あり。
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