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  • 2019/09/27
  • 2019/09/27
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

イーサリアム・ノードの60%以上がクラウドサービス上で稼働、AWSが25%を占める

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イーサリアム・ノードの60%以上がクラウドサービス上で稼働、AWSが25%を占める-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
ブロックチェーン管理プラットフォームChainstackによると、すべてのEthereum(イーサリアム・ノードの60%以上が、クラウドベースのサービスに依存しており、25%がAmazon Web Services(AWS)のみで実行されています。

ETHノードの60%がクラウドサービス上で稼働

これは特別驚く事ではありません。ノード管理に必要なすべての機器を購入するのに比べてAWSで簡単にノードを設置できます。しかし、どの程度クラウドベースのサービス上で実行されているかを定量化するデータはほとんどありませんでした。

レポートでは、8,933個のイーサリアムノードのうち5,299個がクラウド上で実行されており、電力は少数のユーザーに集中していることが示されています。Ethereumノードの57%以上は、上位10社のクラウドサービス上で稼働しています。

Ethereumノードの24.6パーセントはAmazon Web Services上で実行されています。次に、Alibaba Cloudが5.5%を実行し、次にGoogle Cloudが5.4%を実行しています。

つまり、これらの企業が技術的にEthereumの運命を左右する可能性を有しています。停電を含む災害等で、クラウドサービスに依存するイーサリアムノードへのアクセスを遮断する可能性があります。仮に政府が暗号資産を取り締まるよう圧力をかけた場合、これらの企業は対処できるかもしれない。

例えば8月に米国政府の命令を受けて、Amazonがイランの開発者にAWSの使用を禁止したことが明らかになりました。

Chainstackは、ethernodes.orgのEthereumメインネットデータを使用し、重複するIPアドレスを削除し、特定のビジネスに関連するIPアドレスのグループに付与された自律システム番号(ASN)にIPアドレスをマッピングしました。それらをクラウドサービスのANSのリストと参照しました。Ethereumノードのデータを収集しました。

調査はイーサリアムに特化していますが、他のブロックチェーンも同じ状況に陥っている可能性があります。トロンは、中国のインターネット大手のバイドゥのクラウドサービスを使用していると述べています。また、Komodoなどのブロックチェーンプロジェクトは、AWSで直接ブロックチェーンを作成するツールを提供しています。


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